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扉が開き次の扉へ

1ヶ月ぐるぐる逡巡してた
職場でポートレイトを宣伝すること
人にどう見られるかを気にする
ネガティブに見られたら自分の価値に傷が付いちゃう的な
よくあるやつ

ふっきれて広告出しました。
去年380ドルでポートレイト描きますと宣伝して、誰も注文しなかった過去の失敗
以前は380ドルだったのに今回は無料でモデル募集しているという
負けた感じ

そいういうの気にしてた

1週間くらいかけて広告文を少しづつ描いていき
とうとう会社内のネットに広告を出した

初めは反応なかったり、
私の犬をモデルに使いたかったらどうぞ、でも私はあなたの絵はいらないとか
敬意のない反応でやっぱだめかと落ち込んだりした

でも、来た
2か月前に亡くなった旦那さんのポートレイトの依頼
その人とは社内で少し付き合いがあって、親切な人だと思っていた
理想的だ

実は、遺影ポートレイトを描きたいってずっと思ってた

1年前に隣に住んでいる老夫婦の旦那さんが癌で自宅で亡くなった
亡くなる少し前に、家のWIFIの設定がわからないから助けてと言われて家に上がったことがある
そのとき旦那さんが椅子に座っていて、こんにちはとだけ挨拶した
とても弱っていて、具合も悪そうだったけど
かろうじて残っている生命の力強さがすごく印象に残っていた
旦那さんを描かせてくれと奥さんに頼みたかったけど遠慮した
看病で忙しいし精神的にもきついときに、絵を描くなんて邪魔でしかないと思った
で、1か月後くらいに旦那さんはその家で息を引き取った
その時から、遺影ポートレイトは残された家族にとってその人の気配や生きていた時の生命力を感じる手段として最適なんじゃないかと思っていた

なので、この依頼は願ったりかなったりだった
プレッシャーもあるけど、着手するのが楽しみ

去年のマーケットでの苦い経験を思い出す
依頼さることのプレッシャー
期待に答えられないときのやり切れなさ

でもやるしかない
葛藤が起きることはずばりやりたいことだと坂口恭平さんが完璧に説明してくれた

基本、私は人嫌いで、
まして英語人とやり取りするなんてすごく苦手
抵抗や葛藤がすごい
でも、一人一人に宿る神性を描きたいと思う
失敗もある
やるしかない

次の週末は半年ぶりにマーケットに出店してライブペインティングと宣伝をする

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