ソーシャルで突き抜ける「仲間」「空間」「時間」の3間マーケティング
どうも、広告屋のエルモ(@elmo_marketing)です。
今日読んでいた本に面白いマーケティング概念があったので、紹介します。
それが、「時間」「空間」「仲間」とリアリティを重視した三間マーケティングというもの。3つとも、デジタルとの相性は悪いのですが、ソーシャル上で抜け出すポイントをうまく抑えていると思いました。
ソーシャル上で希少なモノはなにか?
マーケティングで考えるべきことは、「そのカテゴリー内において、希少なモノはなにか?」という、マーケットの大原則です。
希少で価値あるモノにニーズが集中します。
この視点からソーシャルメディアマーケティングを見たとき、あの場に足りていないのが「リアリティ」であり、仲間-空間-時間の3間なんです。
(そもそも、SNSはオンラインで繋がる場なので、欠如していて当たり前とも言えますが、ソーシャルで猛威を振るっているインフルエンサーはうまくリアルを使いこないしているのもまた事実です。)
たとえば仲間。
ソーシャルメディアは人と出会うためのツールですが、仲間意識が芽生えるほどの出会いが生まれることは滅多にありません。どちらかというと、ほかの人たちがやりとりしている姿を見て、「自分には仲間が欠けている」と感じてさせてしまうのが今のソーシャルメディアの課題です。
また空間でいうと、どうしてもネット上には、温度感のあるコミュニケーションが欠落しています。どんなにソーシャルで双方向のやりとりをしても、「一度飲みに行って腹を割って話した関係、体験」には勝ることができません。
ユーザーの仲間意識への渇望や、より温度感のあるコミュニケーション需要にうまくハマったのが「オンラインサロン」だと思います。
その名の通り、「オンライン」サロンなので、べつにリアリティなの一切不要です。しかしながら、熱量のあるサロン、長期で活動が続いているサロンのほとんどは、オフ会を頻繁に開いていて、仲間意識と空間が生み出す温度感を大切にしています。
ソーシャルでうまく行っているインフルエンサーさんって、結局はオフラインの関係(リアリティ)を大切にしているんだと思います。
「なんでオフラインを大事にするの?」というと、ソーシャルが主流になった今だからこそ、オフラインの場やリアリティが希少になっているからです。
ちなみに、三つ目の間「時間」については、こちらのnoteに詳しくまとめています。デジタルや機能が「今ココ」で戦っているのなら、過去や時間の蓄積で独自性を出していったほうが、抜け出しやすいという話を書いています。
よかったら読んでみてください。
ということで、ネット主流の今だからこそ、リアリティが他プレイヤーとの差別化要素になっているよね、という話でした。
「仲間」「空間」「時間」、どこかひとつの切り口でも試してみてください。
執筆時間19分
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