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オードリー・ヘプバーンのチョコレートケーキ


こんにちは、ショコラリスト®︎サユリです。
チョコと映画とファッションが大好物です。

日本でも、そして今なお人気のオードリー・ヘプバーン。ファッション・アイコンとしても永遠の存在です。

わたしは彼女の全作品を4〜5巡するくらい観ていますが、2022年に公開されたドキュメンタリー映画〈オードリー・ヘプバーン〉も観てきました。

息子のショーン・ファウラーさんが、女優とはまた別の、真の母の姿を描きたいという想いで作ったドキュメンタリーです。


現在はスターチャンネルで配信中です。

そして、もう1人の父親違いの息子、ルカ・ドッティさんの、母オードリー・ヘプバーンを偲んだレシピ本〈オードリー at Home〉も読みました。

こんな分厚い家庭料理のレシピ本が編集できるなんて、オードリーがいかに料理を、家族を愛してきたか、その3センチもの本の厚みに凝縮されています。


オードリーはチョコレートが大好き。
ご存知のように、ほっそりとしたモデル体型で、何を食べても太らないせいか、毎日、夕方になると必ずチョコレートを食べていました。

自分だけでなく、家族との食事やアニバーサリーには、必ず手作りのチョコレートケーキを焼きあげました。小麦粉は使わず、濃厚で、表面が少しパリパリに焦げていたそうです。

息子のルカさんによると、そのホームメイドのチョコレートケーキは、母オードリー亡き後は、誰も作れず、かと言ってお店で売っているわけでもなく、そのレシピ再現は困難でした。

この幻のチョコレートケーキをNHKの〈グレーテルのかまど〉が再現にチャレンジしています。チョコと愛情がぎっしりの生地に、軽やかなメレンゲを混ぜ混みます。焼き上がりに、お手製アイスクリームを添えて食べることもあったとか。

グレーテルの竈より


オードリーは食べ物の質や鮮度にはとてもこだわっており、当時からグルテンフリー。お気に入りの特別なパスタだけは、旅先にもスーツケースに入れて持参したそうです。

家族で食べる食材は家庭菜園で自給したり、ファーマーズマーケットで調達していました。時代を先取りしていたライフスタイルと家族愛こそ、オードリーの美しさの秘密かもしれませんね。


友人を招いて手作りのお料理でもてなすのも大好きだったそう。そんな時のオードリーは、まさかあの大女優とは思われないほど、気さくで気取らなかったそうです。

レシピ本の表紙のオードリーは、言われなければ、確かに女優さんには見えないかもしれませんね。でも最高に幸せな時間を過ごしている、ひとりの女性で、お母さんです。

レシピ本の表紙は秘蔵の家族写真から。
フラワーがアクセントの黄色いワンピースが
キュートなオードリー。

オードリーは幼少期を戦渦のオランダで過ごし、栄養失調で、満足な食糧を得られなかった原体験があります。戦争が終わったその日、オランダ兵からチョコレートバーをもらい、空腹はもちろん、心を癒したそうです。

そんなチョコレートの魔法を、ホームメイドのチョコレートケーキとして、息子たちにも伝えていたなんて、素敵すぎます。

今度の週末、私も息子のために、とっておきのチョコレートケーキを焼いてみたくなりました。


最高のチョコレートって、お店では買えないけれど、案外と身近なところにあったりするんですよね。


お読み頂き、ありがとうございます。

あなたも、ぜひ愛に満ちたチョコレートを見つけてくださいね。

晩年のオードリー・ヘプバーン
ユニセフでの活動にも精力的でした。


「人生でもっと素敵で手放してはいけないもの。
それはお互いの存在よ」

        オードリー・ヘプバーン
        ユニセフ親善大使

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