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【詩】スポットライト

空には描いたような乳白色の雲が貼りついていて
その隙間から差し込む日差しは
僕らのことを照らしているだろうか
この広く狭い世界で当たるスポットライトになるだろうか

光が当たることなんてないからと
いろんなものを諦めて捨ててきてしまったけれど
それがどんなに尊かったなんていうことに
今更気付く僕だった

朝の空に雲から差し込む日差しが
ここを照らしてくれなくたって
こぼれた光をかき集めたら
それが居場所になるから

捨ててしまったものをその場所で
ひとつずつ取り戻していこう

ちょびっとの悲劇

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