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着物で沖縄のバナナの織物に見入る、七夕

バナナの織物といってもバナナ柄では、ない。

バナナの仲間である糸芭蕉いとばしょうの繊維から織りだした布のこと。

芭蕉布という、その布はさらさらと軽く、風通しがいい。
沖縄に、夏に、ぴったりの布。

この布の復興に努めて、人間国宝となったのが平良敏子さん。

その布を見に行った。

これが糸芭蕉の葉
平良敏子さんの芭蕉布 「特選きものコレクション」より


美しい織物と着物を見に、着物で行きたい。
(高価な芭蕉布はないけれど)

縞の着物に無地の帯。

前帯とお太鼓(中央)部分は、織りが太くなっている。

夫からもらった帯留と黄色い帯締めで、七夕を意識して。

ガラスの帯締めには金と銀の文様が入っていて、織姫様と彦星様みたい、ということで。

がんばって着たけれど、
暑いし、蒸すし、あ、汗が・・・。
日傘をさすと、何とかしのげる・・・か?

東京・虎ノ門の大倉集古館での展覧会「芭蕉布-人間国宝・平良敏子と喜如嘉の手仕事-」(7月31日まで)へ。

着物で行ったら、入場も200円引き!
(一般 1300円が1100円に)

芭蕉布とは。

3年間かけて育てた糸芭蕉を収穫し、皮をはぎ、繊維をとっていく。
それを細かくして糸にし、つなげる。
染める植物も育てて、糸を染める。
柄を考えて、計算して、織っていく。

途方もない手間と、時間がかかる。

一時途絶えそうだったその布を、平良敏子さんが復興させた。

展覧会のチラシ

復興しただけではなく、新しい色と織と文様を考え、後進を指導し、
101歳になった今も、糸を紡いでいる。


織られた布を、誰かがまとっている。

ひとりの人が、途絶えかけた織の文化をすくいあげて、広げて。

つなげてくれて。


私は芭蕉布をまとうことはできないかもしれないけれど、その美しい布があることが、うれしい。

つなげてくれた。

七夕の、天の川のように。

昔の織りを今に。


暑いけれど、なんとかがんばって着物で行ってきました。
極力、ひもも伊達締めも使わない、あっさりした着付けで。

見終わってから、スタバで休憩。
ふ~~~。

スタンドビアという誘惑的なお店も見かけたけれど、飲むともう動きたくなくなっちゃいそうで。
今度、行きたい。

あなたも素敵な七夕を☆


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