卒業を心から祝う気持ちを花束にして贈ります
卒業式まであとわずか。
私は着物の着付けの練習をしながら、その日を待っています。
卒園式、卒業式の季節。
2年前から、卒業式や謝恩会をともに祝えないことがふえています。
我が子の修了をいわない寂しさ。
うちは卒業式は保護者は一人まで参加、謝恩会はありません。
でも卒業式に列席できるだけで、ありがたいのです。
寂しさのあふれたnoteをいくつか読んで。
みおいちさんは保育園の卒園式が中止となり、手作り卒園式を計画しましたが、それも難しそうとのこと。
chiyoさんは高校の卒業式に保護者参加ができなくなったそうです。
2年前、私の友人も3人目の息子さんの卒業式自体が中止になり、嘆いていました。個性豊かな、元気な、息子さんで。
「一番苦労をかけたから、先生にお礼をいいたかったのに」と。
卒業。
それまでの3年間、6年間を無事に過ごせたことへの感謝の日。
子どもにも、親にも感慨深い日です。
できたら親子で式服をまとって、思い出深い1日を過ごしたい。
のに。
ただ目の前で送れなくても。
胸にはいっぱいの感謝と思い出と未来への希望を持って。
さようならとありがとう。
私が忘れられないのは、保育園の卒園式。
うちは5年間半、通いました。
保育園からの電話は、ちょっとした恐怖でした。
ドキッ!
風邪、ノロウィルス、インフルエンザ、水疱瘡、おたふくかぜ・・・。
そのたびに会社を休んだり、夫と交代で半休をとって、看病して。
友だちをぶったり、友だちにかみつかれたり。
まだまだ小さな赤ちゃんですから。
保育園には、かわいいお散歩カート(保育園ワゴンともいいます)という乗り物があります。
まだしっかり歩けない小さい子を、お散歩に連れて行くときの、乗り物。
私はこれを見るたびに、萌えます。かわいくて。
息子も入園したてに、乗っていました。
ある日電話があって。
「スポッ太くん(息子)が、カートから落ちました!」
聞くと、近くを猫が通ったので
「ニャアニャア🐈!」と叫んで、カートを乗り越えたというのです・・・。
ケガはなく、無事でしたが・・・。
いや、猫はかわいいけど・・・
・・・肝を冷やしました。
も子どもが小さいほど、病気も、ケガも、トラブルも、想像もしないことが多くて。
だんだんと丈夫になり、友だちができて、しっかりしてきて。
一番、思い出も記憶も多い時でした。
卒園式。
目をうるませたお母さんもお父さんも多くて。
「目が赤いよ」「泣いているの?」
と子どもたちに、心配されたり、ニヤニヤされたり。
「目にゴミが入った」なんて言いながら、苦笑しながら。
目を、胸を熱くしました。
卒園式と卒業式が行われない方へ。
列席できない方へ。
寿ぐ気持ちに、変わりはありません。
お子さんのためにごちそうを作り、お菓子を用意し、花を飾って。
「おめでとう」
「今日までよくやってきたね」
「次の生活も楽しみだね」
私からも、そう声をかけたいです。
抱えきれないくらいの花束とともに💐
ご本人とともに、育ててきたお母さん・お父さん、とりまく方々みんなに。
ご卒園・ご卒業おめでとうございます。
※イラストはsassaさんからお借りしました。ありがとうございます。
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