食エッセイの自己紹介☆いつものごはんが自分と家族の体をつくるから

 今まで読んでくださった方、ありがとう。特に「アボカドのある夏の朝食」は編集部のおすすめにも選ばれて、たくさんのスキをもらえてうれしかったです。この記事も他の記事もスキしてくださった方、フォローしてくださった方、皆様ありがとうございます！
 さて、今までなぜ私が食のこと、ご飯のことを書くのか、ちゃんと書いていませんでした。
 改めて伝えたいこと、どうして書くのか、言葉にします。

　毎日おうちで食べるごはんが、基本的に自分の体を形作っている。家族のごはんも作っているなら、家族の体も作っている。
 よく言われることだけれど、それってやっぱりすごいことだ。
 ヒトの細胞は2か月から200日ですべて入れ替わるという。その間に細胞をせっせと作るものは、やはり摂取する食物ということになる。
いつもはそんなことは考えないけれど、自分が具合が悪くなったときなどに、ふと思う。
長めの旅に出て、肉中心の食生活をすると体が重くなるし、便秘がちになる。旅先でよく歩いてもそうなるのだから、その上運動不足だったらもっと大変。

帰宅後、いつものご飯を食べるとホッとする。雑穀ご飯とお味噌汁、おひたし、煮物、お肉かお魚という何でもない定食メニューだ。
でも、それでいいんだと思う。
私も家族も健康でいたい、いてほしい。そしてできるだけたくさんの人にも、健康でいてほしい。

だから、かんたんなメニューとその栄養素をお伝えしていきたい。
うちはフルタイムの共働きで、食事は遅めスタートだから、ほめられたものではない。でも誰でも、できることをできる範囲ですればいい。
　毎日の積み重ねだけど、毎食ちゃんと作らなくていい。たとえばお昼が揚げ物だけのごはんだったら、夜は野菜を多めに。あるいは1週間単位で考える。週前半はインスタントが多めだったら、後半はちょっと手作りする、とか。

栄養補助食品をとっているから大丈夫、という方もいるだろう。でもサプリメントでは補えないものがある。
しっかりかむことが歯を丈夫にする。食品で取ることで吸収がよくなる。いい香りや味わいを確認することで感覚が鋭敏になる。

運動や習慣やいろいろほかにも大切なことはあるけれど、まずここではご飯のことを伝えたい。

旬のものをいただくこと。旬とは、1か月を上旬、中旬、下旬と分けるように、本来は10日しかないものだそうだ。そこまでの旬を捕まえられなくても、その季節のものをできるだけいただきたい。それが一番栄養豊富で美味しくて安いから。

たくさんの食材を用意しなくても、献立を多くしなくてもいい。ある農家さんでは採れたものだけで食卓を作るから、おかずも汁ものもナスだらけの時や、大根だらけの時ばっかりだよ！　といっていた。それはとっても贅沢だ。
これからなるべくその季節のものを中心に、どうしてその食材を摂ったらいいか、栄養の話を入れながら、かんたんなレシピも入れて紹介したい。よく写真を撮り忘れてしまうので、写真がないときはごめんなさい。

うちはよく夫もご飯を作るので、夫のごはんを紹介することもあるかも。二人でも一緒に作ることも多い。息子に手伝ってもらうことも（正確に言うと手伝わせる、だけど）ある。

それと、時間があったらしたい「しなくていいけど、やってみたら（私が）豊かな気分になれるかも」の家事についても。
　自分でも、なんで今こんなとしているのかなあと思いながら、やっていることがある家事。プロの人や手際のいい人はどんどんやっているけれど、私はとっ散らかっているのに手を出して、必要なことをするときには疲れて寝てしまったりする…。
　何でもないことなんだけど。例えばお漬物とか、保存食とか。あ、お漬物も保存食か。あとはおやつとか、急に作りたくなったものなど。
　まあ、そんなことも書いていきます。それはやっている方のアドバイスもいただけたら、とてもうれしい。こちらでも読ませていただきます。

　もう一つ、たまに自炊の勧め的なことも少しだけ。今、すごくちゃんと作る人と、ほとんど何も作らない（作れない）人に二極化しているような印象がある。でも作れなくても、具合がよくない時、天候不順で外に出られない時、そしてその人の大事な人が元気がないとき、何か作れたら本人もお相手もとってもうれしい！、と思うので。そういう方を応援できたら、私もとてもうれしい。
　
そんな感じで、改めてできる範囲で書いてみます。かんたん、栄養いっぱい、できるだけおいしいご飯。

よろしくお願いします。

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川ノ森千都子（ちづこ）☘️モノカキスト｜note