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たい焼きをしっぽから食べるか、頭から食べるか

「ねえ、たい焼きあるよ! おいしそうだね」
と息子。
「うん・・・いいにおいだね」
「食べたい!」
「今から食べて、夕ご飯をちゃんと食べられる?」
「うん、大丈夫!」

4つか5つの時。
週末に行く買い物場所に、たい焼きコーナーがあって。
何度か食べた。

たい焼きのせいで、夕ご飯をあまり食べられなかったときもあったけど。


冬になったら、熱々のたい焼きを食べたくなる。

最近、あちこちでたい焼き屋さんを見るのは、人気なのか、気になっているからなのか。
わからないけど。

東京の3大鯛焼きといえば、

・柳屋(人形町)

・浪花家総本店(麻布) 

・わかば(四谷)

私は、一番老舗の、柳屋さんのを食べたことがないなあ。
残念。

3大たい焼き屋さんはどこも、「天然たい焼き」だという。
「天然」とは、一匹ずつ焼くタイプで。

天然たい焼き。ウォーカープラスより、写真お借りしました。
https://www.walkerplus.com/article/163712/image952773.html#mainimage

「養殖」は一度に並べて焼くタイプ。

養殖タイプは鉄板で一度に焼く。

浪花家総本店のたい焼きは、くっきり記憶にある。
焼けてから、またじっくりあぶって。
だから、皮の外側はカリッとしている。

熱々のあんこがたっぷり入っていて。
焼きたてを食べるのが、一番!


タイトルの、しっぽから食べるか。
頭から食べるか。
あなたはどちら派?

聞くと「しっぽから」という人が多い。
「だって、頭からってかわいそうな気がして」

でも、袋に入って渡される時は、頭が上だよね?

私は頭からパクリ。

かわいそう、かな?

う~ん、どうして頭からなのか、考えてみた。

私はあんこと同じくらい皮が好き。
・・・いや、皮の方が、あんこより好きかも。
だから、みっちりあんこの入った頭から食べて、しっぽをあとに残す。

「いいたい焼きは、しっぽまでぎっしりあんこが入っているんだ」
というけれど、私は、そんなにあんこが入っていなくてもいい。

あんこと皮が、半々くらいのしっぽを食べて、あっさりした感じで終わるのが好き。

といいながら。

天然の、ガチャガチャと金具を動かしながら焼く本格派は、あんこもたっぷり。
でも、これは、好き。
皮のサクッと歯ごたえが、いいんだろうなあ。
香ばしくて。

あんこが甘すぎなくて、小豆の香りがよくて。


最近は羽根付きたい焼きというものもあって。

写真は神田達磨屋さんからお借りしました

周りにパリパリの皮がついている。

ん~~、これも好き。
「羽根」の部分をちぎって食べていくのが、楽しくて。


たい焼きって、なんだかなつかしい食べ物で。

食べていると、誰かと食べていたことを思い出す。

あどけない息子と。

幼い時に、父と。
小さいころに、母と。

ねだったり、ねだられたり。

焼きたてを、両手で持って、食べる。
子どもみたいに。

湯気の上がる、熱いあんこ。
あつ・・・!

明日、買いに行こう。


※写真はこたろうさんからお借りしました。ありがとうございます。

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