見出し画像

私が持っていないものをあなたは持っている🏀車いすバスケ男子銀メダル🥈

車いすバスケに、どうしてここまで胸が熱くなるんだろう。
オリンピックのバスケットもすごかったし、感動したけれど・・・受け止める思いが少し、違う。

アスリートで、素晴らしいプレイで、迫力のある死闘で。

同じなのに、違うのは、なに。

みなが自分の持っている力を出しながら、チームメイトの持っていない面を補っているからかもしれない、と気がついて。

自分のできることをする。
それが仲間のできないことを補う。


パラリンピックの車いすバスケ男子で、日本が銀メダルを獲得。

今まで決勝リーグに残ったことがなかったのに、一気に強豪国となった。

家族3人で熱く熱く観戦した。息子に教えてもらうことも。

前回の金メダルチームアメリカを相手に60対64。
しかも第4ピリオドの残り5分まで、3点リードをしていた。

金メダルを取るか、と思ったけれど。
残り4分で逆転されて。

でも見事な試合だった。4分半の動画はこちら。

ごくかんたんに車いすバスケを説明すると、
・ポイント制度で、一番障害が重い1・0(ローポインター)から障害が軽い4・5(ハイポインター)まで0・5ポイント刻み。
・1チームは5人で合計14点までの選手が出られる。
・コートの広さ、ゴールの高さは同じ。
・ダブルドリブルはない。3回を超えてこぐとトラベリングなどのルールがある。

合計点でチームを構成するので、1・0~2・5までのローポインターは非常に重要な役割を持つ。

ちなみに「リアル流川(バスケマンガ『スラムダンク』の登場人物で名選手)」といわれる鳥海連志選手(22)は2・5のローポインター。
体感はしっかりしているし高さもあるが、足と手両方の障害があるため。

20210906鳥海選手

指の数が少なく握力がないからか、ミドルシュートや3ポイントは打てない。けれど、エースキラーといわれるほどのディフェンス。リバウンドはチーム随一でパス回しが見事だ。

ヘッダーに使った写真のアップ ↓

20210906ティルアップ

これはティルアップというテクニック。シュート時、高さを出すために車いすの片輪をあげている。羽ばたくように。


自分の能力を最大限に生かす。
ローポインターがいなければ、チームは出場できない。
5人そろわない。

ひとりひとりができる限りの力を発揮したら、それがほかの誰かの足りないところを補っている。


あなたにしかできないことがある。

あなただからできることがある。

それを明らかに見せてくれたチームで、数々の試合で、プレイだった。



今日でパラリンピックは閉会。
賛否あったけれど、私は選手たちの姿に大きく心動かされた。
これからも見続けたいし、興味を持ち続けていきたい。


※スポーツ記事は、しばらく書くことはなくなると思います。
おつきあい、ありがとうございました。

ありがとう花火と宝石




サポートいただけたら、よりおもしろい記事を書いていきますね💖 私からサポートしたいところにも届けていきます☘️ものすごくエネルギーになります✨よろしくお願いします。