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私は育児で自分の生き方を変えないわがままな母親

おや、私ってなんて、わがままなんだろう。
なんて自分を変えていないんだろう。

そう気がついた。遅いけど。

お弁当や朝ごはん、息子にやさしいと思われているけれど、そんなことはない。だいたい、自分が作りやすい、好きなものを作っている。

でも、そうではなくて。

孟母三遷、というけれど、私、ゼロ。


俵万智さんという歌人がいる。『サラダ記念日』の方。

彼女は未婚のシングルマザーで、アクティブで、潔い。

出産してしばらくは仕事もあって東京にいたが、息子さんの幼稚園入園のために、両親の住む仙台へ引っ越す。
緑豊かで、モンテッソーリ教育をしている幼稚園のため。

息子さんが小学校2年生の時に東日本大震災が発生。
原発事故と余震の恐れから、何の計画もなく着の身着のまま沖縄へ。
そして石垣島へ移住する。
その後、公立の全寮制中高一貫校に息子さんが受かり、宮崎へ移住。現在は宮崎在住。

まさしく孟母三遷。

育児の本も何冊か書いている。

すごいなあ、と嘆息する。

身軽とは言い切れない。石垣島在住の時は、仕事のたびにご近所に預けた。でもそこで密接な人間関係が培われた。

バッシングも受けたが、私はかっこいいと感じる。ぶれていない。


もうお一人、作家の宮下奈都さん。『羊と鋼の森』で2016年に本屋大賞を受賞された作家さん。

彼女は時系列がちょっと不明だが、京都からご実家のある福井へ帰られて。
そして子どものために「自然の中で暮らしたかった」と一家で北海道の新得町(ってどこ? 地図で見ると、ほぼ北海道の真ん中)に引っ越した。トムラウシの山村留学だそうだ。
そしてご長男の高校入学のために、また福井に戻っている。

こちらも、行動派。ご夫君も合わせて仕事を変えられたらしい。


作家さんと比べることはできないけれど。

私は子どものために一度も引っ越しをしていない。
それどころか、私の住んでいたところに夫が来て、息子が生まれて、狭くなったので近くに引っ越した、だけ。

息子のために仕事を辞めることも考えなかった。

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出産して生活が変わった、と思い込んでいたが、1日のスケジュールを変えただけで、家も仕事も変わっていなかった。

私、勝手な親だな。
わがままだな。

ようやく自覚した。

でも、変えられなかった。

息子のために、はあまり考えていなかった。

今住んでいる町が、好き。

仕事を続けたかった。通いやすいところがよかった。

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そこで、生まれて、育った。

謝るわけではないけれど、私は母として、息子に尽くしているということはない。
基本的に自分の選んだことをしている。

それが、私の育て方だったんだ。

よかったとか悪かったとかはない、けれど。
何かを息子のせいにすることはない。ようにしよう。


青バージョンありがとう ございます

息子にハラハラしているけど💦


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