息子の読書歴と親子で同じ本を読んだこと
小さいころは本好きだった息子ですが、一時あまり本を読みませんでした。
でも最近また読み始めて、同じ本を読んだことがとってもうれしかったんです。
読み聞かせでは「もっかい! もう1さつ!」
息子はもう17歳。
どちらかというと無口で、ものぐさです。
運動部でもないし、読書家でもありません。
小さいときは、毎晩読み聞かせをしていました。
毎晩「もう1冊!」といわれて、結局5冊くらい読まされて・・・疲れたり、困ったりしていました。
あまりに「もっかい!」が多いので、同じタイトルの絵本(「もっかい」作: イアン・ホワイブロウ 絵: セバスチャン・ブラウン)を買ってきたこともあります。
「スポッ太(スポーツを見るのが好きなので)みたいだね」と読んだら、笑って気に入っていました。
同じタイトルでエミリー・グラヴェットの絵本もありますが、これは出たばかり。私たちが読んだのとは違います。
「読んで読んで」は寝かしつけに時間がかかることも含めて大変でしたが、楽しくてうれしい時間でした。
ゲームとマンガに夢中
私と夫は活字中毒です。
出かけるときは常に本を持ちますし、読書はごはんを食べるような日常です。だから、息子もそうなるとなんとなく思っていました。
小学校の低学年の時は伝記漫画が大好きでしたし、ご多分に漏れずゾロリもよく読んでいました。
「トム・ソーヤの冒険」を気に入って、何度か読み直していました。
でも高学年になったころからか、あまり読まなくなりました。
ゲームを解禁したころでもありますし、マンガをよく読んでいました。
何かのきっかけで本に戻るかな~?と見ていましたが、戻らず・・・。
私と夫はかなりがっかりしました。
息子と本の話をするのを楽しみにしていた夫は、特に残念がっていました。自分たちの子どもに読書習慣がつかないなんて、と。
でも息子は当然、別人格。
なんとなくあきらめるでもなく、時どき「この本おもしろいよ」と勧める程度で過ごしていました。
「その本読みたい」というので、買ったけれど読まなかった。
そんなこともありました。
スポーツものは好き!
でも息子は自分の趣味の本はポツポツ読んでいました。
中学の時はバスケ部に入部して(2年でやめちゃいましたが)、バスケ部の話に夢中になって読んでいました。今はシリーズで9冊出ているようですが、当時出ていた5くらいまでは全部読んでいました。
アメリカの4大スポーツのうち、ホッケー以外は全部好きでしたし、けっこう詳しいんです。
野球、アメリカンフットボール、バスケットボール。今はヨーロッパサッカーも。
スポーツ系の本は好きで、選手の伝記や試合の実録物などが好きでした。
その話を聞くのは好きで、よく解説してもらっていました。
私の好きなジャンルを読んでいないことと、ペースがゆっくりなだけだったんですね。勝手な思いを反省しました。
同じ本を読んで
先日、「これ、おもしろかった」と教えてくれたのは伊坂幸太郎の「砂漠」。伊坂幸太郎、おもしろいですよね~。
そういえば最近、読んでいません。
息子が貸してくれました。
まだ読んでいなくて、ごめん! 今、読む本がたまっていて。
これから読みます。
そして私の読んでいた「お探し物は図書室まで」(青山美智子)を「これ、読んでみたい」というので、貸しました。このこと、ちょっと前にも書きましたが、推しが進めていた本らしいです。
この間、読み終えたので感想を聞いてみました。
「引きこもりだった男の人の話が一番図書室っぽかったね(うん、そうだね)。あの絵の話よかったよね(あそこはポイントだね~)」
「3つ目の編集のお母さんの話が一番好きかな(私も!)。
出てくる子どもの書き方とかがかわいかった(それは忘れていた!)」
なんということのない会話がうれしくて、ニマニマしちゃいました。
私の勝手ですが、こういう時間を息子が小さいときに夢見ていたんだな。
その夢を押し付けていたのかな・・・いえ、押し付けていたんですね。
ごめんね。
でも、夢がかなって心の中に小さな花が咲いたように幸せな気持ちです。
これからも自分のペースでじっくり読んでいってね。
息子が次に読みたいといっているのは、「推し、燃ゆ」(宇佐美りん、芥川賞受賞作)です。
あれ、結構重いけれど、最後まで読むかしら?
私も借りた「砂漠」を読みますね。
子どものときの読み聞かせとは違う、また幸せな時間です。
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