アボカドのある夏の朝食
5月ごろ、朝食の主役はスープからアボカドとトマトに変わる。いつからこんなにアボカドが我が家の日常食になったんだろう。それには二つ理由がある。その理由はあとで書くとして、まず朝ごはんを作ろう。
息子の時はお弁当を作りながらなのであわただしい。息子を送り出してから自分の分を作ることが多い。ゆっくり食べたいので。
お湯を沸かし、コーヒーを入れつつミルクを電子レンジで温める。同時にグリルを予熱し(我が家にトースターはない)、アボカドから身をスプーンでくりぬく。トントンと大きめにスライスしてお皿へ。玉ねぎのみじん切りをかける。トーストをグリルに入れて、小さなフライパンを熱して卵を割り入れる。フライパンに水を少量入れてふたをする。トマトを切る。
温まったミルクにコーヒーを入れてカフェオレに。アボカドのお皿にトマトを置き、目玉焼きをのせる。塩コショウ。トーストにバターを塗ってお皿へ。アボカドとトマトに、オリーブオイルとレモンかワインビネガーをかける。サルサソースをかけることもある。果物を添えることも多い。
はい、出来上がり。10分もかからない。
ベジタブルファースト、でアボカドからパクリ。ねっとりクリーミーでほのかに木や草の香りがする。玉ねぎのシャクシャク感がいいアクセント。オリーブオイルがスルリンと口に入り、レモン(かビネガー)がさっぱり。サルサソースのスパイシーさも捨てがたい。
口の中がなめらかなコクで満ちる。トマトの甘みと青味も引き立てあう。
ミネラルが体に入ってきた~って気がする。
実際アボカドはミネラル、たんぱく質、ビタミンが豊富。
アボカドと玉子を食べると午前中は元気でいられる。
アボカドが日常食になった理由は息子が食べるようになったのが一つ。小さい頃は「ウエッ」っていっていたのに、友人宅でトルティーヤチップスが気に入って、それと一緒に出ていたワカモレを食べるようになり、好きになったのだ。ありがたい。
もう一つは近所で安く売っているのを見つけたこと。ひと盛り5個くらいで300円くらい。これもありがた~い。半分に切ったら黒くて食べられない部分が多いこともよくあるが、文句は言えない。
夜のサラダなどでは細かく切ってトマトとよく和え、ナッツをのせたりクリームチーズのダイスと混ぜたりする。カリカリベーコンも相性がいいよね。朝のベーコンは私には重いので入れないが、夜はOK(健康のためには逆がいいのかな)。
もちろん定番マグロや玉子とも合うし、ちらしずしに入れてもいい。加熱してもトロっとしておいしい。
ただ朝は簡単に。それでもアボカドがあるとリッチな味わいで気分も上がる。
1個2000円以上する高級アボカドがあると知り、食べてみたい! と思うけれど、しばらくあこがれとしてとっておこう。毎日食べられるほうがいい。
アボカドはアメリカや南米留学帰りの友人みたいだ。気さくでエネルギッシュで、おおらかで明るく、ユーモアのセンスもある。笑顔がいい。一緒にいると楽しくて、なんでもお願いしたくなってしまう。
まずは朝ごはんの友として。一緒にこの夏を乗り切ろう。
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