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甘え下手だった私だから息子は甘え上手になってほしい

私は長いこと甘えるのが下手でした。特に男性に。
どうやって甘えていいのかわからなかったんです。
小さい頃は違っていたことをふと思い出しました。
そして今、高校生になった息子には「甘えること」を身につけてほしいと思っています。それも生きる力なのですから。

小さい頃は甘えられていた、らしい

小さいときは母親にべったりだったそうです。見える場所に母がいると安心して一人遊びをし、ちょっと近所に買い物行くにもついて行きたがったと。
まったく記憶にありませんが。

低学年までは素直に甘えていたのでしょう。
変わったのは10~12歳ころでしょうか。

転勤で北海道から東京に戻り、父と母の不仲が決定的になります。
母は働き始め、父はそれを嫌がり、家は狭くなり、ギスギスしていました。

父はほぼ不在で、母に何か頼んでも邪険にされました。
今思うと自立への道を探り、必死だったことがわかります。
でも当時は思春期の始まりと相まって、口を利くことが極端に減りました。

男の子には甘えられない

男の子に甘えられないと自覚したのはいつごろでしょう?

中学でも、高校でも、「お願い」が下手でした。
できるなら自分でやってしまう。
文化祭の道具作りなどでも、自分でできるのに「ねえ、お願~い」と甘えている女子を見て、「ばっかみたい」と思っていました。

かわいげがありませんでしたねえ。
今はそういう女の子は賢かったんだとわかります。
さぼり気味の男子をうまく使い(こんな言い方ですみません)、チームワークを図っていた・・・のかもしれません。

デートの時に遅刻されても上手に怒れないでムッとしてしまったり、気に入らないことがあっても黙ってしまったり。
デートでお茶を飲みに入っても、自分だけ甘いものを頼むこともできませんでした。
「甘いもの食べる? 俺はいいけど」
「ん・・・いい」
みたいな感じです。

連絡がなくても、こちらからなかなか連絡できなくて、自然消滅しました。

父が不在の家庭だったせいもあるでしょうか。父は単身赴任のまま、別居していました。

女友だちに少しずつ甘えられた

大学に入っても、社会人になっても、言われるのは「そんなに肩ひじ張らないで」でした。

自分でもバリバリに肩ひじ張っていることもわかったのですが、どうやって肩の力を抜いたものかわかりませんでした。

ものすごく疲れるので、家に帰るとほぼ寝ていました(今とあまり変わらないかも?)。
でもどうしたらいいのか、わかりませんでした。

少しずつ仕事を覚え、自分で多少回せるようになり、何でも話せる女友だちができ、いくつかの恋が消滅し・・・。

女友だちには少しずつ甘えられるようになりました、
つらいことや、仕事の愚痴、恋バナ、遊びに行くこと、将来のことや不安と夢・・・会っては話し、食べては話し、飲んでは話し、していました。

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夫には甘えというより本音で話せる

甘え上手にはなっているといえません。

ただ「あれ? 変わったね」「肩の力が抜けたね」といわれるようになったのは結婚後です。「肩がふんわりして見えた」そうです😆

夫には甘えているというよりも、本音で話せるのです。

つきあい始めた時に、原因は覚えていませんが衝突がありました。
「またダメなのかな・・・」ってそのときに思いました。
でも、どうして嫌なのかを真剣に話したことを覚えています。

夫はまっすぐに受け止めてくれて、横浜のレストランで正面向き合って話し合いました。

原因も話し合いの内容も覚えていないのに、横浜の洋食レストランは覚えています。私の記憶と食欲って、かなり情けないですね。

それからなるべくお互いに話すことをやめないで、今があります。
結婚18年になりました。

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息子には甘え上手になってほしい

息子はどうでしょう。

小さい頃は甘えっ子でした。
私は余裕がなくて、甘えさせているつもりでも、全然足りなかったように思います。
「お母さん、もっと遊んで」とばかり言われていたような気がします。

でも精いっぱい一緒にいた気もしています。
どちらも本当ですね。

息子は甘え上手でしょうか?

保育園時代、カギを忘れてしまってウロウロしたとき、息子は友人の家にちゅうちょなくピンポンしようとしたんです。
それを止めてしまった私。
結局夫に連絡して待ちましたが、ピンポンすればよかった、その姿を見せればよかったと後悔しています。

小学校の時、カギを忘れた息子は近所のお宅にお邪魔していました。
私が携帯のメッセージに気がつくのが遅く、返信もせずに数時間お世話になりました。
これはよかったなあ、ありがたかったなあ、と思っています。

育児中はずいぶん甘えて、甘えられて育てましたし、私も育ちました。

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今、息子はもう高校生です。
でも私はかなり優先課題であるnoteを書いていても😆息子が来るとさっとやめて向き合うようにしています。

そんなことをするようになったのは、最近です。

もうすぐ手を離れて、こちらを見ることもなくなるだろう、とわかったからかもしれません。

私がなれなかった甘え上手になってほしいという思いもあります。

甘えるということは、人に助けを求められるということ。
自分でできないことを自分で認められるということ。
人とつながれるということ。

そういう力を身につけてほしいと思うのです。

私も今からでも少しずつ、手を伸ばして甘えたいです。
そして甘えてほしいですね✨✨


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