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エンターテイナーが持っている花🌹という武器

家事をしながら音楽を聴いていたら、美しい言葉が耳に飛び込んできました。
「私たち音楽家は、花という武器を持っています。殺す武器ではなく、喜びと希望と愛をもたらす武器です」と。

続けて「音楽家はエンターテイナーです」と続けました

聴いていたのは「ウィーンフィル・ニューイヤー・コンサート」です。
家事をしながら聞き流していたのですが、ハッとしました。
クラシックだからと敬遠しないでください。
エンタテインメントという大きなジャンルに包んで彼は話したのです。

エンターテイナーは社会をよくする使命がある

彼は世界的な指揮者、リッカルド・ムーティーです。

ウィーンフィルは史上初の無観客・ニューイヤー・コンサートを行いました。例年通り90か国に放映され、オンラインでの拍手がありました。

その中でムーティーがあいさつしたのです。
「音楽は花という武器を持っています。殺す武器ではありません。喜びを、希望を、平和を、愛をもたらすのです。
音楽家はエンターテイナーです。社会をよくするという使命があります」と。

私が心惹かれたのは、花という美しい武器ということと、自らをアーティストではなくエンターテイナーといったことです。

私たちを元気づけてくれるエンタテインメント

ムーティーがアーティストといわず、エンターテイナーといったことがとてもうれしかったんです。

今、エンタテインメントは大変苦しい状況です。

音楽もですが、演劇、ダンス、落語や漫才などあらゆるライブの舞台、映画、そしてスポーツも。出演者も会場もスタッフもすべて。

東日本大震災の時、大型台風などの災害時、エンターテイナーの方は、いつも「自分たちは何ができるのか」「必要とされているのか」と悩んできました。
その姿を見てきました。

でもエンターテイナーの方は、私たちが元気がないときにも、いつも美しさや笑いやパワーや感動を届けてくれました。

落ち込んだ時に元気をもらいに行ったことがあります。
失恋したときに慰めてもらいました。
心が荒れているときになめらかにしてくれました。
うれしいときは、もっとうれしく明るい気持ちになりました。

いつも助けてもらっていました。

今度は私たちがエンターテイナーの方に、何ができるかを考えたいです。
こんなことをいうのは遅すぎますが、いま改めて。
まだこの状況が続くとわかったからです。

背景を知って、今の状況を思う

そのあとに演奏された曲は「美しき青きドナウ」。
(ご紹介するのは1997年のものです)

この曲は甘い優しい曲だと思っていましたが、成り立ちは違うそうです。
プロイセン・オーストリア戦争で負け、多くの死者を出して市民が打ちひしがれているときに、「ウィーンっ子よ、元気を出せ」と作曲された合唱曲だとか。(NHK放映時の説明より)

今では第二の国歌とまでいわれています。

この曲の印象が大きく変わりました。

noterさんには音楽に詳しい方が多いので、間違いやより詳しい情報がありましたら教えてください。付記していきます。

私はこれからこの曲を聴くと、いつも思い出すかもしれません。
閉塞的な日々を、noteを一生懸命書いた日々を、noteのあなたに慰められた日々を。

来月、友人が演奏するコンサートに行く予定です。
開催されますように。
友人の笑顔が見られますように。

エンタテインメントの力を信じて。

ウィーン・フィル ニューイヤーコンサート 2021[Eテレ]
再放送 2021年1月9日(土) 午後2:00~午後4:55(175分)


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