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炉開き


今日は「炉開き(ろびらき)」という言葉を先生からうかがった日のことをお話しましょう。



秋のある日、お稽古にうかがうとお釜の位置が変わっていました。



ワタシが初めてお稽古にうかがったのは12月。既にお茶室の景色は畳の一部を切ってそこへ灰を入れて釜を乗せる、「炉(ろ)」になっていました。



そして、翌年の5月には風炉(ふろ)と言って畳の上に釜を置くスタイルになり、季節が巡って、また釜が畳の一部を切ったところに。



景色が全然違うので、見た瞬間に「あ」という感じでした。とはいえ、まだお稽古を始めて、ようやく1年が経ったという頃。とにかくどれもこれも必死でやっているという頃なので、見たことをすぐ口に出したりする余裕もなく。



すると先生が「炉開きよ」と。
「炉開き(ろびらき)」「開炉(かいろ)」ともいうと教えてくださいました。立冬が過ぎて気温が下がり始め、冬の足音が聞こえてくる頃。お茶にとって、大切な季節の到来だということ、この頃のワタシは知る由もなく。



お稽古から帰って祖母に「炉開きやった」と言うと、祖母は「もうそんな時期やね」と。お稽古の話をすると、祖母との関係がいつもとほんの少し違うような気がして、それがなんとも言えず嬉しい時間でした。あちこちで色づき始めた紅葉を見るとふとそんな景色を思い出します。



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