ウクライナ侵攻は、なぜ起きたか

ロシアが、いよいよウクライナに攻めこんでいきました。

爆発の映像は、画面の中とはいえ驚きましたね(((・・;)

ニュース等で報道されていますが、「そもそも、なぜロシアとウクライナが戦争しているのか」がボンヤリとしか分からない…

という方も、いらっしゃると思いますが時間をとって調べるのも手間ですし無理もないでしょう！

そこで今回は、ウクライナ問題の発端や「なぜウクライナ侵攻が起きたのか」について、簡潔にわかりやすく解説していきます。

1.ウクライナ問題とは

ウクライナ問題は「ヨーロッパに統合されるか」もしくは「ロシア側につくか」という形で、ウクライナが実質的には板挟みになってしまった状況から始まります。

2013年11月に、ウクライナの当時の大統領ヴィクトル・ヤヌコーヴィチ大統領がEU(欧州連合。ヨーロッパの政治や経済等、広範囲における国家共同体)への加盟を断念します。

その当時、ウクライナの野党側はヨーロッパへの統合やEUへの加盟を強く推していたため、抗議活動を始めました。

そこから始まったデモが、オレンジ革命からのユーロ・マイダン革命(ウクライナ騒乱)です。

どちらの革命も、「ロシアとヨーロッパ、どちら側につきますか？」という内容の革命です。

オレンジ革命…2004年のウクライナ大統領選挙の結果に対しての抗議活動や政治活動(抗議した側の野党側がオレンジ色を使用していたためオレンジ革命)

ユーロ・マイダン革命(ウクライナ騒乱)…尊厳の革命とも呼ばれ、2014年2月にウクライナの首都キエフで起こった政府側とデモ参加者の暴力有りの激しい衝突。

マイダン革命の結果、2014年当時の大統領であるヤヌコーヴィチ大統領が実質、追放され隣のロシアに亡命します。

マイダン革命は、デモ参加者側が勝利しヤヌコーヴィチ政権は崩壊しました。

そして、全国各地でソ連のモニュメントが破壊されたりウクライナの東部紛争等に繋がっていきます。

※EUがよく分からない方へのザックリ説明→ヨーロッパの国々が何かとやりやすいようにチームを作った感じ(政治、経済また通貨等々)

2.何故、ロシアはウクライナに侵攻したか

ロシアのプーチン大統領は、「侵攻はしない」スタンスをとってきたものの21日には停戦協定を破棄し、24日にはウクライナ侵攻を開始しました。

4日のうちに何が起こったかというと、ウクライナ東部には、親ロシア派の武装分離勢力が実効支配してきた地域が二つ有り、その二つの地域が独立し共和国になることを承認したのです。

その後、すぐに、ウクライナ侵攻を開始したという流れですね。

プーチンは、ウクライナ侵攻の目的について

「今、ウクライナから脅されており、ロシアは安全でなく、発展もできなければ、存在もできない」

「目的は、威圧された民族虐殺に遭っている人々を守るため」

「ウクライナの非軍事化と非ナチス化を実現する」

と、発言しました。

しかし、BBCニュースでは「ウクライナで民族虐殺は無い」と報じられ、ウクライナの現大統領も「いったい、どうやったらナチスだというのか」と反論しているといった状態です。

3.ロシアとウクライナの関係

ロシアは、ウクライナに隣接しており、前述した通りヤヌコーヴィチ大統領が亡命した国でもありますよね。

そして、ウクライナはカスピ海でとれる石油や天然ガス等のエネルギー資源をを欧米諸国に輸出する時の積出し港としての位置付けがあることで、ロシアを始めとする国々に重要視されています。

また、ウクライナはエネルギー資源において積み出し港としては良い位置に有りますが、天然ガス等のエネルギー資源についての産出はほぼありません。

そのため、エネルギー資源においてロシアにかなりの割合を依存しているという状態といえます。

パイプラインやインフラ網(物資を供給する際の導線)として良い位置にあるウクライナがロシアに侵攻された事により、エネルギー資源だけでなく金属、農産物の流通に影響が出るため、国際的な経済問題としても話題になっていますよね。

※ウクライナは、金属や農産物については豊かな国です。

こうなるとウクライナとロシアだけの問題ではないですし、そのため他国も「侵攻をやめろ」と必死に声を上げているという側面も勿論あるでしょう。

4.まとめ

ウクライナがロシアに侵攻された原因としては、「オレンジ革命やマイダン革命から続くロシアとの依存関係」から「ロシアからの独立」をめぐっての確執という点が大きいということでしょう。

EUの立ち位置としては、侵攻を行ったロシアへ厳しい目を向けており制裁も決定したようです。

何より、爆撃の映像を観た通り戦争は怖いですし、世界全体の物資の流通の影響もあると聞くと尚更、一刻も早く撤退してほしいです(・-・`;)

無論ウクライナ問題の全てを網羅したわけではないですが、BBCやANNのニュース記事、またテレビ等から得た情報をざっくりとまとめてみたので、大まかな流れが伝わればと思っています。

ここまで、読んで下さりありがとう御座いました！