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能力に見あった仕事の仕方とは自分の限界を知ること
今日も来ていただき
ありがとうございます。
今回は私が20代の頃の仕事の話になります。
最後までお付き合いくださいね。
<ストレスフルに働き続けた結果>
20代のころ、とある大学病院の病棟で看護師として勤務していましたが、スタッフの人員確保はできていたと思います。
しかし、5年目を過ぎたころから、「二足のわらじ」どころか「五足のわらじ」を履かせられる状況になります。
・やるべき毎日の勤務
・院内の委員会担当
・実習生の指導係
・日勤夜勤でのリーダー業務
・プリセプターとして後輩指導
(*プリセプター=新人ナースの指導・教育)
他にも勉強会に参加しレポート提出。看護研究発表などがありました。
はじめは「認められている自分」に自己肯定感が勝りプラス思考で頑張ろうと思い、日々励んでいたように思います。
また、枠からはみ出る勇気もなく「なぜこんなに負担が多いのか?」と疑問に思いながらも当時の上司(病棟師長)に認められる存在になるべく頑張りすぎていたように思います。
弱っている患者さんの役に立ちたい、やりがいのある仕事をずっと続けたい、この思いを基盤に自分のストレスは後回しな状態でした。
それがきっかけで不眠症になってしまいます。
<不眠症の状態について>
ある時から、夜勤明けでクタクタになり、帰宅後どうにかシャワーを浴びて眠ろうと思うのですが、寝付けない。
心も体も疲れ切っているのに、脳の一部分がハッキリとクリアなのです。そして、脳内に響くアラーム音、それは病院で常に患者さんの誰かに取り付けられている心電図モニターの音でした。
「ピッピッピッ・・・」規則的な音が
途中から警音に変わったりもします。
その間にも鳴りひびくナースコール音。
自宅のベッドで寝ているはずが、頭の中では夜勤で聞いていたアラーム音が継続して鳴り響いていました。
もはや、職業病ですね。この音が耳から離れない。寝ようと思っても寝られない。
<転機となったこと>
ストレスを抱えながらも、眠れない日は睡眠薬を飲み自分をだましだまし勤務していたある日。
師長から、看護協会主催の1か月間研修を伝えられます。
これは、1か月間病院の仕事はせずに研修だけを受けるのです。もちろん夜勤もしません。
長期の研修を受ける=さらに責任ある立場になる
この図式があるものの、その時は普通の生活(昼間働き、夜は睡眠とること)を送れることがすぐに頭に浮かび研修を受けることにしました。
すると、不眠症がよくなり、睡眠薬なしでも眠れるようになったのです。
<自分の限界を知ったこと>
1カ月がたち、仕事へ復帰。
研修期間は単に研修を受けただけではなく、自分を振り返る絶好のチャンスとなりました。
仕事から離れ実感したこと「任されるばかりではなく、断ることも必要」
そしていかに自分の器に見合わない仕事量をしていたか反省する機会となり、その思いを上司に伝え、仕事を分散させてもらいました。
当時は江原啓之さんの著書を読んでいませんでしたが、いま手元にある「スピリチュアル・リナーシェ」には次の一説が載っています。
仕事における自分の「限界点」を見極めることが大切です。質量ともに自分でできることと、できないことがある。現時点での自分の「仕事の器」を知ることです。
仕事を通して、自己承認欲求を満たそうとすると頑張りすぎてしまうそうです。
<最後に伝えたいこと>
今もどこかで、必要以上に頑張りすぎている方がいるかもしれませんね。
頑張りすぎている方、どうかストレスを抱えたまま無理をしないで、時には有給を取って休みましょう。
そして、ゆっくり自分のことをふりかえってみませんか。自分を第一に考え直してみて欲しいです。
まとめ
✅ ストレスフルに働き続けた結果どうなったか。
✅ 不眠症の状態について
✅ 転機となったこと
✅ 自分の限界を知ったこと
✅ 頑張りすぎている方に伝えたいこと
終わりに
若い頃は必死すぎて、任せられることが美徳でカッコいい、という思い込みがあったかもしれません。
自分の器を知ることは、自分の心と体を守るためにも大事なことだと実感する出来事でした。
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