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私の街自慢あれこれ

過去に何度か自分の住む近所の様子はお伝えしてきましたが、ハッキリと明記した事はありませんでした。

今後、近所の寺社をめぐる記事を書くにあたり、どうせバレるので先立って紹介させていただきます。

同じ大阪府内でも全国的にはマイナーな「松原市」です。
トップ画像だけでわかる人はいないでしょう(笑)

実は主人との結婚を機に住むことになったのですが、それまで名前は知ってはいても、行ったこともなく馴染みのない市でしたので、大阪のいったいどこにあるのか、どんなところなのか全く知らずに新居を構えました。


住んでみて解った
松原市の良さ

白地図専門店

松原市は大阪府のほぼ中心の「南河内」の入り口に位置し、面積約16.66平方kmのほぼ平坦地の小さな市ながら、人口は約12万人の発展した住宅都市です。

✅アクセスが便利すぎる

何といっても住みやすさ一番の理由は、大阪市や堺市など主な都市と隣接している上、どの方面にもアクセス良好なところでしょう。

高速道路は近畿自動車道・西名阪自動車道・阪和自動車道・阪神高速14号松原線の4線が通り、松原ジャンクションも有しているので、全国の各方面へ簡単に行くことができます。

電車は近鉄南大阪線が通り、大阪の南の玄関口の一つであるターミナル駅の「天王寺駅(阿部野橋駅)」まで、準急行に乗るとたったの1駅で10分ほどで到着します。

要するにどこへ行くにも便利な位置にあるわけです。

✅物価が安い?

当初は阪急神戸線から引っ越してきたため、物価が安く感じるのだと思っていましたが、それだけではないようです。

その理由はシビアな松原市民は安いものしか買わない事にあるようです。
そのため価格競争が激しく、たとえ大手スーパーであっても潰れてしまうという現象があります。
今現在も、消えそうなスーパーがあります💦

その分、今は大型ショッピングモールの建設ラッシュの只中で、市中を通る国道の309号線や中央環状線で、短時間で行くことができ、大いに活用できる範囲にあるのです。
大手のショッピングモールとはいえ、そのテナントは映画館や気取ったお店だけではなく激安の食料品店もあり、松原市民の心をしっかり掴んでいます。

✅外食チェーン店が多い

国道沿いにはこれまた大手の飲食店が立ち並び、いざという時の外食にも全く困りません。
車を出さなくても徒歩で行けるぐらい近くに多くの飲食店があり、私の外出日には家族に「夕食は各自で!」と”お触れ”を出せば、みんな困ることなく食事にありつける事が可能です。

✅下町感覚の人柄

上記のように程よく都会でありながら下町っぽい雰囲気もあり、「阪急神戸線」と比べると、住む人たちのあまりにも違う雰囲気に最初こそ戸惑いましたが、今ではむしろこちらの方が性に合っていると感じています。

例えば、交差点で信号待ちしていると、見ず知らずのおばちゃんが、
「ねえちゃん、今日は〇〇でサバが安かったで。」
と、唐突に言われて面喰ったことがありました。

イヤイヤその前に、あんた誰やねん💦


「レキジョークル」のメンバーもこの地で出会った人たちで、飾らない気さくな人間性を持つ人が多いように思います。

今では元々住んでいた主人より、交友関係、土地勘など私の方が完全に我が物にしている感があります。


歴史の街

🌿街道から見える古代の発展

市内にはかつての街道が東西南北に7本通り、古代から人々の行き来が多く発展していたことが伺えます。

松原ぶらり紀行

🔵下高野街道(左南北)
🟤中高野街道(中央南北)
🔵古市街道(右上南北斜め)
🟠長尾街道(中央東西)
🟣住吉街道(中央やや下斜め)
🔵斜向道しゃこうどう(住吉街道に続く)
🔴竹内街道(下部東西)

松原市では各街道の名所をめぐるお散歩コースを提案しています。


🌿「難波大道なにわだいどう」の発見

昭和55年(1980)、大和川今池遺跡の発掘調査で、両側溝を備え、南北直線方向に伸びる飛鳥時代の道路跡が発見されました。

松原市「難波大道」

その道は幅約18メートルで排水のための東西2本の溝があり、明らかに人の手で整地された道でした。

それは北へ伸び、
長居公園→四天王寺東側→大阪城の南側「難波宮」
というコースを通り、かつては当時の都へと続くメインストリートだったことがはっきりしました。

この道はかつては「河内国」と「摂津国」の国境であり、現在もなお松原市と「堺市、大阪市」との境界となっています。


🌿河内大塚山古墳

松原市西大塚から羽曳野市南恵我之荘にかけて位置する「大塚山古墳」は、世界遺産となった堺市の大仙古墳をはじめとした巨大古墳の中で、全国で5番目の大きさを誇ります。

全国には多くの「大塚」と名の付く古墳があるため、区別するために頭に「河内」と付きます。
・岐阜県大垣市「昼飯ひるい大塚古墳」
・広島県三次みよし市「糸井大塚古墳」
・福岡県筑紫郡「安徳大塚古墳」
・奈良県磯城郡「黒田大塚古墳」
・鹿児島県肝属きもつき郡「唐仁大塚古墳」
・愛知県豊田氏「豊田大塚古墳」
などなど、多くの「大塚古墳」が存在します。
それだけ「大塚」という地名が全国に多いという事ですね。


河内の大塚古墳に話を戻します。

6世紀後半に築造された大和王権の大王墓と考えられている

Wikipedia

こちらも宮内庁の管轄下にあるため発掘調査が進められず、詳細はまったくわかっていませんが、4~5世紀築造の百舌鳥・古市古墳群と比べると役1世紀ほど新しいので、世界遺産から外れたという記事を以前に読んだことがあります。
(今回も探してみましたが、見つかりませんでした)

私は毎日この沿道を自転車通勤の経路として利用していましたが、さすが「大阪みどりの百選」に選ばれているだけあって、季節ごとの風景はなかなか素晴らしいものがあります。

「手付かずの森」となっているため、大げさな機材を持ち込んでフェンス越しに「バードウォッチング」を楽しむ方々もよく見かけました。
私には鳥類の知識はないので、何鳥が目当てなのかさっぱりわかりませんが、そのテの世界ではちょっぴり名所なのでしょう。

2012年12月撮影
もちろん立ち入り禁止なので、もはや池に浮かぶただの山


バランスの良い住みやすい街

私が推す松原市の良さをまとめると以下の通りです。

☝️程よい都会で交通アクセスが抜群に良い
☝️大型店が多く買い物や飲食が便利
☝️昔ながらの人情味がある
☝️街道や文化財が残る歴史的な見どころが多い
☝️適度に緑が多い

なかなか高いレベルで便利な住みやすい街なのです。


マスコットキャラクターの紹介

松原市のマスコットキャラクターは「マッキー」です。
「マツ」と「バラ」なので、「松」と「薔薇」がデザインされた女の子で、市政55年を記念して2010年に誕生しました。

安易なネーミングですが💦

松原市よりフリー待ち受け画像

今はもうなくなったようですが、昔は子供を出産するたびに、「松」か「薔薇」の苗木をプレゼントされました。
私は喜んでいただきましたが、植物に興味のない人は欲しくもなかっただろうなと、今になって思います。

なんと!今見ると「まつばらくん」も誕生していました!

松原市フリー画像

こちらはさらに安易で、松原市の地図の形で、そのまんま「まつばらくん」とは!

ちなみに松原市役所には薔薇がたくさん植えられていて、特につる薔薇が満開になると圧巻です。

自分の撮った写真がどうしても見つからず、
カメラ大好きおばあちゃん パート2」よりお借りしました。

松原市の公式noteがある事も初めて知りました。


私はこんな松原市が大好きです。



【参考サイト】
松原市観光協会
松原市HP


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