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つわりはつらいよ 台湾つわり日記

今日から妊娠13週目!

人によってはもうとっくにつわりがおさまっていることもあるようだけど、わたしはまだまだつわり真っ最中。

油断して、ちょっとでも油っこいものを食べると吐く!

この前は、エッグタルトをお義母さんが買ってきてくれ、その日は体調もよかったので、調子に乗って2つも食べたところ、だんだん具合が悪くなり、頭痛や目眩がし始めて、結局リバース。

わたしはもともと食いしん坊なので、ご飯を美味しく食べられないというのは結構つらい。

食べたものによってはさっき書いたように具合が悪くなるけど、何なら食べれるかはっきりわかってるわけではない(昨日まで食べてられていたものが急に敵に回ることもある)ため、恐る恐る食事をする、というのが本当にしんどい。

できることなら何も食べたくないんだけれど、食べないと今度は空腹で具合が悪くなってくる。

胃の中身の量がちょうどいい量になっていないと気持ち悪い、と表現している人をSNSで見かけたが、まさにそれ!

わたしは健康体で、物心ついてから今まで重病を患った経験がない。

風邪はよく引いていたけど、それでも食欲がなくなるということはほとんどなかった。

だからつわりが始まったときは、ご飯を食べたくない、食べ物を見ることすらしんどい、という状態になって本当に驚いた。

しかも、台湾に引っ越してくる前まで、生理不順で産婦人科に通院していて、お医者さんから妊娠しにくいかもね、と言われていたので、わたしがそんな簡単に自然妊娠できるはずない、と思い、何かガンとか死を覚悟しなければならないような病気になったのでは、という可能性まで考えていた。

ところが、病院に行って症状を話すと、先生から真っ先に、まず妊娠してないかどうか調べるから、尿検査してきて、と言われた。

そして尿検査をしてしばらく待ってまた診察室に呼ばれて入ると、先生の前のパソコンの画面にpositiveの文字。

先生から妊娠してますよ、おめでとうございますと言われて、吐き気止めの薬を処方してもらって、すぐに診察が終わった。

妊娠だった!とほっとしたのと嬉しいのとで、その日は急に元気になって、病院の食堂でモリモリとチキンカレーを食べた。

でもそれからは、家族と一緒に夕飯が食べられない日々が続いている。

ありがたいことに、我が家ではインドネシア人のお手伝いさんが毎日夕飯を作ってくれているのだが、わたしはその夕飯のにおいに耐えられないので、夕飯を作り始める時間からみんなが食べ終わるまで、リビングとキッチンに近づくことができない。

体調のいい日は、みんなが食べ終わったころを見計らってキッチンへ行って自分の夕飯を作って食べる。

体調の悪い日は、普段料理をしない旦那さんが代わりにキッチンへ行って水餃子を茹でたりうどんを作ったりして、部屋まで運んできてくれたのを食べる。

最初のころは旦那さんも、わたしのつわりの辛さがそこまでわかっていなかったため、せっかく作ったのにちょっとしか食べないなんてひどい!と拗ねられることもあった。

でもわたしの吐いている姿を何度も見たし、わたしが辛い、もう嫌だ、と何度か大泣きしたので、よっぽど苦しいんだろうと思い始めたようで、今は本当に一生懸命サポートしてくれている。

つわりが始まってから、わたしはとにかく日本食が食べたくて食べたくてたまらなくなった。

台湾にある日本料理のお店をあれこれ調べて、ここに行きたい、ここにも、と旦那さんにスマホを見せながら話していたら、だんだん旦那さんの機嫌が悪くなっていき、とうとうキレられた。

なぜなら、台湾では日本食レストランというのは高いからだ。

日本円に換算すると日本と変わらない値段なのだが、台湾の食べ物の値段が基本的にワンコインでもお釣りがくるほどなので、日本料理を食べに行こうと思うと、普段の食事の3倍くらいの値段を出すことになってしまうのだ。

それで、これから子供も生まれるし、猫を飼い始めてそのお金もかかるのに、そんなに贅沢してられないよ!と怒られたのである。

わたしは全く値段のことなど考えずに、勝手なことを言っていたことに気づいて、とても申し訳なかった。

でもやっぱり日本人のわたしにとって、つわりが酷い今、食べられるものはなんだろう、と考えたとき、浮かぶのは日本食ばかり。

台湾にきてまだ1年くらいで、そもそもそんなに台湾料理を知らない、というのもその理由の1つかもしれない。

台湾のスーパーに行って、素麺やそばの乾麺、ヨーグルトなど、食べられそうなものを片っ端から買い込んだ。

それから、とにかくうどんが食べたくて仕方ないわたしのために、旦那さんが考えたのが小火鍋を食べに行くことだった。

小火鍋というのは、一人前の小さい鍋のこと。この記事の写真がそれだ。

台湾には専門のチェーン店がたくさんあり、家族みんなで行って、各自好きな味、好きな辛さの鍋を頼んで食べることができる。

わたしの場合は、妊娠してからトマトが大好きになったので、トマト鍋にトッピングでうどんを追加して、サービスでついてるご飯はいりませんといってご飯代の分を引いてもらう。

食べる楽しみが減っている今、1週間に1度旦那さんが週末に食べさせてくれるこのトマト鍋が、わたしの最大の楽しみになっている。

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