読書人間📚 『運命の絵〜なぜ、ままならない』中野京子

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『運命の絵〜なぜ、ままならない』中野京子
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2020年　文藝春秋刊
2023年　文庫　第一刷　
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今さら言わずもがな『怖い絵』で知られる中野京子さんの著書。
今回も紹介できる作品があるなら抜粋していこうと考えていましたが、うーん、今回はやめておきましょう。何故なら、なかなか際どい。エロさではありません。芸術は下半身が剥き出しや、ちょっとまぐわっている程度でぴーぴーいう事ではありません。
やはり「死」に関する、さらに言えば自害する様相の
類いは難しい。好んで見てくれる分には構わなくとも意図せずしてsnsで流れてくるのはよろしくない。よって、残念ながら今回は紹介に至らず。
そういう事で、殺戮と自死に至る様々な事情が今も昔も男と女の間ではあいも変わらず起きています。
中野さんは非フェミニストでいらっしゃるそうだが、シェークスピアが言うように女性の肉体だけが穢されることを「死よりもなお悪い」とは現代芸術の観点からはどう映るだろう。アートであるか否か、見る者次第であろうか。
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デザイン　木村弥世
DTP制作　エヴリ・シンク
写真提供　　ユニフォトプレス　石川県立美術部