『石破さん』 / 村田は綴る✍🏻
石破さんがわたしのスケジュールをことごとく押さえ込もうとする。
でもせっかく対面しても、むっつりと唇をかたくむすんでお話になろうとはしない。
「あの、わたしこの後予定がありまして、お急ぎのご用でなければ失礼しますが... 」
うむ。といった顔をしたので、わたしはその場を離れた。が、直ぐにまた電話がかかってくる。
「石破さん、ご用件は? ... どうかなさいましたか?」
「... ... 」
無言かーい!! 電話で無言はペケペケ××です!!
「石破さん、お話の意図をはかりかねます。ご遠慮なく」
不器用にも程がある。聞き上手のわたしですらこの場を退場したい。わたしの右の眉がつり上がったところで起床。
なんの夢だかわからない。なんなんだと石破さんをネット検索。
石破さんの趣味は料理。その中でも大学時代の4年間、カレーを食べつづけたほどカレーが大好物らしい。
あ(!)、わたし毎日カレーの食べ過ぎかな。最近の昼食は事情によりカレーに偏る生活。
「うーん、だから私はね、否定するつもりはありませんが、美味しければいいってもんじゃないと思ってますからね。うーん(石破さん風)」
わたしの健康への警告かしら。
そか、とにかく、わたしは毎日ご飯を食べたい派閥の人間だけど、カレーは一時休止。今日はお蕎麦にしようかな。
因みに好きな音楽はユーミンや伊勢正三さん、南沙織さんあたりがお好みなんですって。
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