見出し画像

初夏のクラシック 〜 ラ・フォル・ジュルネ 〜

クラシックに初夏はやってくる
微かな夏の足音が聞こえてくる

クラシック…  伝統的、古典的
そこには長い時間と歴史がある
奥深い重厚感があって趣のある 魅力的な響きのことば

クラシック【classic】
[名]
1. 古代ギリシャ‐ローマ時代の 文学や美術などの古典作品
2. 文学・芸術において、時代を超えて認められる名作、古典
3.  「クラシック音楽」の略
ジャズ・流行歌などのポピュラーミュージックに対して、西洋の伝統的な芸術音楽

[形動]
1 .古典的、古典主義的、模範的
2 .古風なさま、古雅なさま、クラシカル

goo辞書より


クラシック音楽は好きですか?

子どもの頃にテレビで観ていたアニメ『タッチ』
高校野球を題材に 双子の兄弟の達也(たっちゃん)と和也(かっちゃん)、お隣の幼なじみ 南ちゃんを中心に展開する恋と青春の物語

かっちゃんがよくレコードでクラシックを聴いてたな
かっちゃんが亡くなったシーンにもクラシックが流れたな
その後はたっちゃんが聴くようになったんだっけ…

レコードにもクラシックにも ちょっと憧れた
あの頃は 憧れみたいな遠い存在の音楽だった



クラシック音楽は敷居が高いというか、少々かしこまったおカタい感じがして、オーケストラのコンサートなんかに行くのはなんだかちょっと…という方もいらっしゃるかもしれません

わたしもクラシック音楽の知識は学校で習った程度のものだし、音楽は大好きでよく聴くけれど 普段の日にはあまりクラシックを流すことはありません

けれどもたまに演奏に触れてみると 知識がなくても楽しめることがわかります
知識や演奏の経験があれば もっと楽しめるのかもしれませんね
でも 自分が奏でたことのない楽器や音楽だからこそ得られる感動というのもあります

もし機会があればぜひ生演奏のクラシック音楽に触れてみてください
目を閉じて聴くと 一層深く響きます
もしリラックスして眠くなった時は それはそれで… イビキだけはご注意ください




La Folle Journée TOKYO 2023
ラフォルジュルネ

【仏: La Folle Journée (略 LFJ ) 】“ 熱狂の日 ”

元は 1995年からスタートしたフランス最大級のクラシック音楽の祭典


東京・丸の内エリア(大手町、丸の内、有楽町)でも 2005年からゴールデンウィーク中に開催されています
クラッシック音楽を中心としたイベントで東京駅の周辺はクラシックに溢れます

その年ごとにテーマが掲げられます
今年のテーマは『Beethoven  ベートーヴェン』
2020年に開催予定でしたが中止となっていました
4年ぶりの開催、楽しみに待っていらした方も多いかもしれません



ベートーヴェンといわれたら…
『運命』『田園』『英雄』など交響曲のイメージが強いでしょうか
ピアノでは『エリーゼのために』や『月光』など一度はお聴きになったことがあるかと思います


期間中には地域一帯が連動して 丸の内エリアコンサートや、国際フォーラム近辺でエリアコンサートも開かれます
生演奏をどなたでも気軽に楽しむことができます
(入場無料・先着順)

丸の内エリア
丸ビル1階のマルキューブでは
4/28(金)〜5/2(火) までの間
来街者が自由に演奏できるカラフルな
アップライトピアノが開放

明治安田生命ビル1階 MY PLAZAでは
5/4(木)〜5/6(土)の公演終了後
グランドピアノが開放されています



そして 5/4(木・祝)・5(金・祝)・6(土)の三日間
メイン会場の東京国際フォーラムでは、朝から晩まで 大小4つのホールで50を超える公演(有料)があります

ソロ、デュオ、トリオ、カルテット、クインテット、オーケストラ… とプログラムも豊かです
アーティストで選ぶもよし、曲目や楽器で選ぶもよし、時間で選ぶもよし

演奏時間は短めで 料金もリーズナブルな設定になっています
キッズや 0歳から入場可能なコンサートも用意されているのも魅力のひとつ
小さなお子さま連れでも一緒に本格的な音楽が楽しめます
(有料公演鑑賞の場合は、未就学児までの託児サービスもあります: 要予約・有料)

ホールA

大型モニターで演奏者ひとりひとりの手元や
指揮者の表情まで しっかり味わえます


お一人でも、ご友人やご家族とでも
楽しみ方はさまざまです

国際フォーラム地上広場では 屋台も出て飲食も可能
ワインやビール、ソフトドリンクなどを片手にリラックスして無料演奏を楽しむことができます

地上広場でのライブ

ジャスやポップなアレンジもあって楽しい
デジタル管楽器の“エアロフォン”
一台でさまざまな楽器の音を奏でます
楽器も進化しています



初めての方はまずこちらをチェックしてみてください
公演のタイムテーブルやチケット情報などはホームページをご覧ください




ラフォルジュルネに出かける時は、いつも晴れて暑くなります
緑も鮮やかになり 光や風も心地よくて初夏の匂いを感じます
ファッションもすっかり軽やかになって
なんといったって連休だし
やっぱりなんだかうきうきします

リズムを刻むみたいに街を歩きたい、そんな季節です


丸の内は 東京に出てきてからしばらく勤めていた場所なので、とても思い出深くて懐かしさを感じます

あれから東京駅もきれいになったし、新しいビルやオシャレなお店もたくさんできて 当時からはずいぶんと変わりました
けれど クラシカルな建物や老舗も残っていたりして、伝統と新鋭がうまく混ざり合う街

アクセスも良く お散歩やショッピング、グルメ、美術など存分に楽しめます
銀座にも近いので 時間に余裕があればそちらも楽しめるかもしれません
GW以外にも 機会があればぜひ



4月も終わり、風薫る5月へ…
“風光る”は春をあらわしますが、“風薫る”は夏、初夏を表します
風も微妙に変化していきますね
風も人もちょっと馴染んでゆとりができてゆくような感じ
5月6日は立夏、夏のはじまりです


新年度の気忙しさと緊張感を みなさんもお好きなことでちょっとゆるめてくださいね
それではどうぞ よい一日を、よい一週間を 楽しいGWを



#107.   『 クラシック 』

⭐︎ピルスナーのグラス片手に爪先つまさきでリズム刻めば春は暮れ、初夏

⭐︎東京の赤いレンガの駅舎にて公衆電話の淡き思ひ出

     ー ちる ー

あ、短歌も古典… クラシック…  かな^^

この記事が参加している募集

イベントレポ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?