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スタッフを引き受ける 探鳥会レポート<O施設編>1/4話 2024年1月

 先日、O施設主催の野鳥観察会に参加しました。

 この日は午後から天気が崩れるという予報が出ていました。
 幸い、午前中なら天気は持ちそうです。

 開園前。
 既にたくさんの人が集まっていて、しかも双眼鏡を持っている人がほとんどでした。

 「野鳥観察会に参加される方ですか」
 「よろしくお願いします」

 話をしてみると双眼鏡を持っているわりには「初めての参加です」と返ってきたのが意外でした。

 O施設では定期的に野鳥観察会を開催しています。
 事前申込制、保険料として参加費100円が必要です。

 開園と同時に受付が始まりました。

 受付でいただいた資料がミニ野鳥図鑑になっていていい感じでした。

 受付を済ませて、双眼鏡で周囲の木をチェックしていました。

 「おはようございます」
 声をかけてきたのは日本野鳥の会ニコ支部O分会長でした。

 ニコ支部というのは年会費が2500円だからという理由で私が付けたブログ上の支部名です。

 あいさつをすると
 「今日、参加者の人にいろいろ声をかけてもらったり、話をしてもらってもいい?」
 「いいですよ」

 そういうことになったので探鳥会用の名札を取り出してリュックに付けました。
 私の名札にはゆる支部とニコ支部の両方が書いてあります。

 O分会長は枝に止まっていた鳥にスコープを合わせました。
 それから周囲の人に声をかけました。

 「スズメですけれど、スコープを見る練習で、交代で見てみてください」

 受付を済ませた参加者はスコープの列に並びました。

スズメ

 今日の野鳥観察会スタッフはO分会役員が務めます。
 「たくさんいますね」
 「21人だって」

 O分会長が声を上げました。
 「まだ定刻前ですけど、全員揃ったので始めたいと思います」

 O分会長は野鳥七福神に力を入れていて資料をもとに解説しました。

 コースの説明がありました。
 スタッフ紹介があって、分会長、先導のSさん、スコープ隊がふたり。
 私も紹介したスタッフの中に入っていました。

 上空を鳥が舞って、あいさつもそこそこ、スコープを合わせてその場で野鳥観察会が始まりました。

 シメが飛んできて枝に止まり、違う木にはカワラヒワの大群が。

ピントが合っていないけどシメ

 上空を飛んでいったのはオオタカで、パタパタ飛んで山にある松に止まったのがカケス。

カケス

 「エントランスだけで野鳥七福神が3つも見られました」
 「それでは進みましょう」

 参加者ご一行は先導について移動しました。

 歩いていると、参加者のひとりが私に声をかけてくれました。
 「そこの鳥はいいんですかね」

 どれどれと見ると、花壇の植え込みの下に鳥がささっと隠れました。
 「シロハラですよ」

 そして大急ぎで先導を呼びました。
 「Sさん、シロハラ!」

 その植え込みは虹のような細長い曲線で整えられていました。

 参加者ご一行、Sさんの後ろについて、そっと細長い植え込みを迂回し、こちらに来ました。

2につづく。


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