ルリビタキと丸いジョウビタキ 探鳥会レポート<O施設編>3/4話 2024年1月
先日、O施設主催の野鳥観察会に参加しました。
参加者として参加したら、スタッフに抜擢していただきました。
園内には山頂へ向かう道があります。
この山頂へ向かう道路の曲がり角で参加者ご一行は足を止めました。
低木の枯れ藪に囲まれている空き地にアオジが出ていました。
「アオジが地面にいます」
アオジが4羽ほど地面をつんつんしていました。
見ていたら、鮮やかなオレンジ色の光が横切りました。
「ジョウビタキのメスがいます。アジサイの枯れた細い枝の上」
「あれってアジサイなの?」
「アジサイだと思いますよ」
2週間前の探鳥会では、この場所でぜんぜん見つけられなかったのですけれど、この日はすぐに見つけられました。
アオジを見てからまた歩き始めました。
山頂へ向かう道路を少し歩いて、ルリビタキが見つからないので、すぐに下りてきました。
「池の方に向かいます」
参加者ご一行は池に向かって歩き始めました。
先導が立ち止まって、さっとスコープを合わせはじめました。
「ルリビタキ」と「ジョウビタキ」という声が聞こえました。
どちらも野鳥七福神にあたる鳥です。
そこは芝生広場のはずれで、道路との境に生け垣があるような場所でした。
私が見つけたのはジョウビタキのオスでした。
スコープ隊はルリビタキに合わせているみたいで、参加者は交代で覗いていきます。
「あ、行っちゃった」
その声と同時に小鳥が右側のやぶに消えました。
ジョウビタキが出ているので、そちらにスコープを合わせて、参加者に見てもらっていました。
そんなことをしていたら、先ほどのルリビタキが姿を見せました。
「ジョウビタキとルリビタキが一緒に見られるなんて珍しい」
スコープ隊がルリビタキに焦点を合わせました。
私は参加者に「ルリビタキをご覧になりました?」と声をかけてスコープに誘導する役目に徹しました。
メガネが壊れたという人がいたので、その人には図鑑を取り出してルリビタキのページを見せました。
「今、出ているのはこれ、ルリビタキのメスです」
「まぁ、こんなにきれいな青い鳥がいるのね」
バードウォッチング気分を味わってもらうことができました。
ルリビタキは飛んで生け垣の中に隠れました。
そのまま近くの木の太い枝の上へ。
ルリビタキがよく見えるところに止まってくれたのでみんなで見ることができました。
こんなに見やすいルリビタキも珍しいです。
そのルリビタキが飛び去るのを見送ってきました。
参加者ご一行はその先の池に向かいました。
O児童施設には3つの池があります。
3つ池があるうちの下の池から見ていきました。
4につづく。
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