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はじめまして、オオカワラヒワ 探鳥会レポート<O施設>4/4話 2024年1月

 先日、O施設主催の野鳥観察会に参加しました。

 参加者として参加したら、スタッフに抜擢していただきました。

 園内には3つ池があります。
 そのうち下の池から見ていきました。

 残念ながら野鳥七福神のひとつ、カワセミは不在でした。
 白いフンの跡があったので、この日はたまたまいないだけのようです。

 下の池でマガモ、カルガモ、コガモを観察しました。

概ねカルガモ
コガモ

 中の池は菖蒲園で、水の中を覗きながら、木でできた橋の上を歩きました。

 上の池は昨年末に検査のために水の池を抜いたのでした。
 検査が終わって水を入れはじめたと聞いていましたが、水量はまだ通常の半分以下です。

 マガモが数羽、くつろいでいるのが見えました。

マガモ

 参加者ご一行は上の池近くの東屋に移動しました。

 「ここで鳥合わせをします」

 鳥合わせとは観察会で見られた鳥を確認し合う作業です。
 分会長が見た鳥を読み上げました。

 「マガモ」
 「コガモ」
 「カルガモ」

 「野鳥七福神のモズとカワセミは見られませんでした」
 「モズは見られそうなのですけれど、ここのところ見られなくなっているのが現状です」

 「モズは自宅の近くで、カワセミはY川に行けばいますので、七福神を埋めてください」

 「ここでお年玉代わりにIさんから鳥の鳴きまねのお披露目をやってもらいます」

 スコープ隊のIさんは指笛が得意で鳥の鳴き真似がいろいろできます。
 Iさんがウグイスの鳴き真似をすると、本物のウグイスが「だれだ!でていけ!」と縄張りを主張し始めるくらい似ています。
 同じ鳥でもバリエーションも豊富です。

 最初はなんだ鳴きまねかという顔をしていた参加者も、最後は拍手を送ってくれました。

 分会長が締めのあいさつをしました。

 「これで野鳥観察会を終わりにします」
 「O分会では定期的に探鳥会をやっていますので気になる方はぜひご参加ください」

 「最後に双眼鏡の合わせ方をお教えします」
 「知っておきたい方は残ってください」

 こちらは参加者からリクエストがあったようです。

 双眼鏡の右目から合わせて、左目を合わせました。
 合わせていない方は蓋をするといいそうです。

 双眼鏡合わせが終わった人から帰っていきました。

 解散になっても残っていたのは、スタッフを務めたO分会役員、私、それからNさんでした。
 Nさんは前年の秋頃、O分会の探鳥会をきっかけに日本野鳥の会に入会、今回の野鳥観察会にも参加していた方です。

 このメンバーで鳥を見つつ、正面玄関を目指して園内を歩きました。

 その中で気付いたこと。

 O分会は鳥を見るだけではなく、おしゃべりをすることも探鳥会の楽しみととらえているようでした。
 考えてみれば、私はみんなに話をする人としてスタッフを頼まれたな、と。
 O分会の居心地の良さは、ここかと合点がいきました。

帰りに見たコゲラ

 指笛名人のIさんがカケスの羽を見つけました。
 それはカラスのように真っ黒い羽根だけど、よく見ると細い筋の模様が入っていました。
 これが青ければ間違いなくカケスです。

 青い羽根を探せ!とみんなで周囲を探したのですが、見つかりませんでした。
 鳥に興味がない人が見てもきれいだから、もう誰かに拾われちゃったのかもしれません。

 さらに進むと、Iさんがカワラヒワをさして言いました。
 「あの中にオオカワラヒワがいるから、撮ってみて」
 「オオカワラヒワ?」

 背中から見ると白い筋が太くてはっきり見える、大きさは普通のカワラヒワより少し大きいそうです。
 カワラヒワは一年中見られるけど、オオカワラヒワは冬になるとやってくる渡り鳥とのこと。

 芝生の上でつんつんしているカワラヒワをよく見てみたら、どの子も白い筋が太くてはっきりでした。
 全部オオカワラヒワでした。
 「これは知らないと分からない!」

オオカワラヒワ

 少し離れた山にオオタカがいて、その場にあるスコープ全部で合わせてくれたので、3つのスコープを見比べたりしました。
 メーカーによっては鳥が黄色っぽく見えたりして、なるほどと思いました。

オオタカの背中

 雨が降ってきたので、大慌てでスコープを撤収しました。

 お礼を言いあいながら駐車場で解散しました。


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