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探鳥会レポート<K山編>2/4話 2023年6月 キビタキが見つからない

 先日、ニコ支部O分会主催の探鳥会に参加しました。
 探鳥場所はK山です。

 天気は晴れ、暑くなりそうです。

 K山のふもとの水場を見てからK山に登りました。

 今日は2コースに分かれるそうです。
 山道を登るキビタキコース、比較的ふもとを歩くツバメコース。

 私は山道を選びました。
 ふもとのツバメコースを選んだのは3名いて、そこに役員がひとり付きました。

 大お姉様が大はしゃぎでした。

 私のカメラを指して
 「あら、あなたはN社なのね!私はS社なの!」
 続けて
 「あら、リュックなのね!」
 「私もリュックと靴は10個持っていて!」
 「今日はリュックで行こうか迷ったの!」

 こんな感じでした。
 コースが分かれて別々になったときはちょっと安堵してしまいました。

 さて、私が進んだのはキビタキコースです。

 役員さんたちの会話によると、ふもとの森林を切り開いて太陽光発電の設備ができたせいか、キビタキの数がとても少ないのだそうです。
 それはとても残念だと思いました。

 山道を少し登ると、そこからはゆっくりした下り坂になりました。
 葉っぱの細かい木がたくさん生えていました。

 周囲の人と
 「こんなにたくさんモミジがあるから、秋はきれいだろうね」
 「葉っぱが細かいから紅葉した葉が重なり合ってきれいだと思いますよ」
 こう言い合ったくらいです。

 ホットトトキョ ホットトトキョ
 ホトトギスの鳴き声を楽しみながら進みました。

 ピロロリ チルルリ
 ひときわ上等な笛で奏でているのではないかと思うような鳴き声の主はキビタキです。

 先導する役員さん曰く、キビタキがいるけれど、姿は見られないことが多いのだそうです。 

 でも、この日は大人数だったので、キビタキを見つけた人がいました。
 「まだ同じ枝にいる!」
 「きれい!」

 そして見つけられないでいる私。

 私の立っている位置からは見えないのか、私が見つけられないのか、それさえも分からないまま一行は先に進みました。 

 山の麓で二つに分かれた班は合流しました。

 キビタキが見られたと報告を受けて、分会長のKさんは喜んでくれました。
 私に「撮れた?」と声をかけてくれたのですが、正直に「撮れませんでした」と恐縮するばかりでした。

 この日からキビタキ探しが私の課題となるのでした。

3につづく。


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