探鳥会レポート<K山編>1/4話 2023年6月 ノスリが舞う
先日、ニコ支部O分会主催の探鳥会に参加しました。
探鳥場所はK山です。
天気は晴れ、風が穏やかで、暑くなりそうです。
ゆっくり着いたはずなのにまだ誰も来ていなくて慌てました。
集合場所を間違えたのかと思わず案内通知を見返してしまいました。
トイレですれ違った人が野鳥の会の名札をつけていたので安心しました。
やがて受付が始まりました。
受付で名前を書いて、保険料として参加費を支払いました。
この日、パワーが有り余っているような大お姉様が受付に駆け寄ってきて言いました。
「はい!○○○円ね!!」
それは一般参加者の金額でした。
ニコ支部の一般参加費は私が支払った額の5倍です。
それを景気よくポンッと支払いました。
今日の参加者はいつもより多くてにぎやかでした。
張り切ったのか、O分会長のKさんが長々長々と挨拶をしました。
O地区の野鳥調査を行うので協力できる方を募集していますとか、コロナが落ち着いたので交流会を開催したいと思いますとか、子供に親しみを持ってもらうためのカードを作成しましたとか、その他いろいろ。
Kさんはカードを見本に持ってきていて
「回してください」
と、近くの人に渡しました。
それは中央を開くようにすると野鳥の写真が次々に移り変わる仕組みのカードです。
面白いと私は思っていました。
Kさんから受け取った大お姉様、
「……いらないわ!」
と、私に寄越しました。
Kさんは野鳥の楽しみを広めようといろいろ工夫している人です。
大お姉様の反応にガッカリしてしまいました。
この日は、前日に雨が降ったので、長靴があれば長靴の方がいいと言われ、靴を履き替えました。
前置きの長かった探鳥会、やっとスタートです。
さっそく聞こえたのはウグイスの声で
ホーホケケキョ
と、いつもどおりに鳴いていました。
上空を飛んだ猛禽類がいました。
双眼鏡で見るといつも見るノスリでした。
なぜ分かるかというと羽根がけっこう欠けているのです。
地元の方いわく、けっこう年寄りなのかも、ということでした。
「羽根が多少抜けていても飛べるらしい」
こう感心する探鳥会ご一行でした。
羽根がだいぶ欠けているノスリでしたが、上昇気流に乗って、高く円を描いて舞うのでした。
2につづく。
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