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[登録者50万人超え] インターン生が中国SNSで数十名もの日本人をプロデュースした話

こんにちは、China Magazineライターの飞です。
China Magazineは日中の20代の若者が運営している
中国キュレーションメディアです。

今回は私が学生時代にやっていたインターンでの出来事をお話したいと思います。

那么我们开始吧!


1. 「○○さんの中国SNS進出やるけど、飞くんやってみる?」


私は学生時代、結構イケイケの外資ベンチャー企業で
長期インターンをしていました。

なぜ長期インターンをしたかというと、下記のような単純な理由です。

・中国への1年間の交換留学で培った言語力で大きい事がしたかった
・学生時代から国境を超えて出来る仕事のスキルと経験が欲しかった

私がインターンしていた会社は、外資企業だったこともあり、

「まずは国内マーケットに精通して、その後に海外企業とも仕事ができれば、、」

なんて思っていました。

やる気に溢れた入社日当日、マネージャーとの軽い面談を終えた後、
マネージャーから衝撃の一言を言い渡されたのです。

「この部署で中国語できるの飞くんだけだから、○○さんの中国展開任せるね」

入社当日のビックニュースに正直唖然としたのを覚えています。

この一言が私のインターン生としてのキャリアに
大きな影響を与えることになるんですけどね。

2. 苦戦の日々と大きな挫折


入社初日からの大仕事に緊張しながらも胸躍っていた私ですが、
すぐに大きな壁にぶち当たることになります。

まず1つ目が、他人のSNSを運用した経験がなかった事です。

これまで、国内で使用されているInstagramやTwitter,TikTokの運用すら
やったことのなかった当時の私に、国外のSNS運用方法など
全くわかりませんでした。。。

2つ目が、ビジネスレベルで中国語を使用した経験がなかった事です。

1年間の中国への交換留学で、ある程度の中国語力は身につける事ができましたが
実際に中国企業と中国語で仕事を進めた経験はありませんでした。

これらの問題に直面しながらも、見様見真似で運用をしていた私ですが、
すぐに大きなミスを犯してしまいます。

現地のスラングを使った翻訳ができず、動画に批判のコメントが
多数寄せたれてしまったのです。

なんとか火消しをする事が出来ましたが、
チャンネルの存続危機に関わるミスだったため、大いに反省しました。

画像1


しかし、このミスを通して海外進出を進める際の
最も重要な点を学ぶ事が出来ました。

現地の言語や文化への理解を深め、ローカライズする事です。

このミスのお陰で、私はローカライズに最も力を入れるようになります。


3. ローカライズするためにとった試作


上記の大きなミスから、ローカライズの重要性を学んだ私は、
同じミスを犯さないよう、そして中国SNS事業を大きくするため
下記2点の取り組みを進めました。

まず1つ目が、運用しているSNSプラットフォームの会社と提携を結ぶ事です。

私は中国SNSを運用するにあたり、まず既に中国SNSプラットフォームに
進出している他クリエイターのコンテンツ内容やサムネイル、動画タグ、
ハッシュタグなどを徹底的に分析し、どういったトレンドがあるのかを調査し
担当したチャンネルに当てはめていきました。

そのお陰で、チャンネルは順調に成長してましたが、動画の伸びに
浮き沈みがあり、次第にチャンネルの成長が鈍化していきました。

そこで、良い方法はないかと考え、

大元の会社と直接連絡が取れる環境を作れば
可能な限り早く、そして正確なトレンドと情報を入手できる!


ということに気付きました。


考える


この気づきから2ヶ月後には、大元の会社と業務提携の話をまとめる事ができ
直接的なコミュニケーションが可能になりました。

2つ目が、チャンネル内のコメントを増やす施策を打つ事です。

中国SNSの運用を始めてから、中国マーケットの情報をメディアなどで
収集する事が増えた中で、多くの記事が共通して伝えている事があるのに
気付きました。

中国の消費者は、商品のレビュー(コメント)を見て閲覧や購入を判断する

という事です。

実際に私が運用している中国SNSプラットフォームでも
コメントが多いコンテンツは、シェア率や視聴数が多い傾向にありました。

そこで、私は、下記の2つの施策を行いました。

○次回投稿するコンテンツの投稿日を事前に知らせ、
 どういった内容のコンテンツなのかを視聴者にコメントで予測させる。

○コンテンツの概要欄に、コンテンツに関する質問を記載し、
 視聴者にコメント欄で自身の意見を述べてもらう。

この試作が功を奏し、各コンテンツでのコメント数が増加するにつれ
シェア率と視聴数も増加し、開始から半年で50万人のフォロワーを
獲得する事が出来ました。


嬉しい


4. ミスから学ぶことの大切さ


私はインターン初日から約1年間、中国SNS運用に携わる機会を頂き、
嬉しいことに、現在では、20名ほどのクリエイターの中国進出
サポートさせていただいており、そのほとんどが数万人から数十万単位の
フォロワーを抱えるまでになりました。

まだ未熟な私ですが、インターン生としてここまで来れたのも
犯したミスにへこたれず、ミスから学ぶ事が出来たからだと思っています。

今後は中国だけでなく、東南アジア、中東、そして欧米へと
更なる日本人や日本企業の海外進出をデジタルでサポートできる人材になりたい

考えていますが、これからもミスから学ぶ姿勢は忘れずに続けていきたいなと
思っています。

体験談のようなnoteになってしまいましたが、何かしらの形で
読んでくださった方の力になれていると嬉しいです。

では、また!下次见!!


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