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日本の鶏は ”コケコッコー” と鳴く

日本で、鶏は ” コケコッコー” と鳴きます。 

でも、英語では ”Cock-a-doodle-doo(クック ドゥードゥル ドゥー)”  
と鳴きます。 

そして、シンハラ語では ”coock-a-coke-coke(コークーアーコケーコケ)”  と鳴きます。 

また、インド語では ”cock-ro-roo(クックーローロー)” と鳴きます。 

しかし、アラビア語では ”cock-e-cocho-co(クックーエーココーコ)”  
と鳴きます。 

中国語ではどうかと言うと、”ko-ko-ke-(コーコーケー)と鳴きます。

自分が色々な国で日本語の鶏の鳴きまね「こけっこっこー」とやると
イラクのアラビア人は「それは鶏の鳴き声だ」と言い、
スリランカのシンハラ人も「それは鶏の鳴き声だ」と言い、
中国の中国人も「それは鶏の鳴き声だ」と言います。

でも、彼らに聞くと
イラクのアラビア人は「クックーエーココーコ」と鳴きまねをして、
スリランカのシンハラ人は「コークーアーコケーコケ」と鳴きまねをして、
中国の中国人は「コーコーケー」と鳴きまねをします。
さらに面白いのが、中国では雄鶏と雌鶏で鳴き声が
違って聞こえるらしいです。
中国での鶏の鳴き声は、なんだか沢山あります。
中国人の部下に「鸡如何咯咯叫?」と聞くと
「咯咯」だったり、「喔喔」だったりします。

多くの国の鶏の鳴き声を日本人が聴けば、皆同じ、英語の国の鶏も、
シンハラ語の国の鶏も、アラビア語の国の鶏も、インド語の国の鶏も、
中国語の国の鶏も、みんな同じ ”コケコッコー” と
鳴いているようにしか聞こえません。 

それが、国により、話す言葉により、聞く言葉により、人により、
違って聞こえるのです。 

これだから、言葉って面白い。

人は違っているから面白い。 

違うことを知って、違うことが面白い。 

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