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犬派の私が猫に出会って変わった話

どうも、20ヶ月に渡り彼と一緒に全国回ったチルワカです。

この旅でも、今後もちょくちょく出てくる猫がいるので、その猫と出会ったお話を

✴︎✴︎

なんと言っても、私は小さい頃から無類の動物好きです。

小さい頃から同級生の女の子達がこぞって、目がキラキラした、ミニスカートの女の子を描く中で
動物とポケモンしか描かなかったくらいです。(ピカチュー)


なのに、悲しいかな。
小さい時は動物アレルギーで、ワンちゃんを触ったもんなら30分後には目がお岩さん状態に。
飛んでる鳥の羽で、身体中ボコボコに腫れるくらいでした。(それでも好きだから触る)

そのうち免疫がついたのか、大きくなったからなのか、アレルギーはいつの間にか治りました。


そして、その好きは今も続き
ペットの似顔絵をオーダーで描かせて頂いてます。

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で、そんな私がやっと!

念願のわんちゃんを家に迎えたのは10歳の頃。
結局、我が家ではコーギーを2匹。それから、今チワワが我が家にいます。

23歳から渡豪したシェアハウスでも、幸運にもワンコがいる家に住む事が多く

結果として、
私の人生の半分、いや、それ以上を犬と過ごしてきた事に。


一緒に旅している彼にも
「いつか一軒家で犬飼おうね!白いフワフワのワンチャンをさ!」
とかずっと言ってたんです。

そぉ私の将来像は、白いフワッフワの頭が良くて、チャーミングなサモエドちゃんみたいな子を飼うんだった。一緒に公園でフリスビーとかしちゃって。

それでね、名前はおもち!白くてさ、おもちって響きがダサ可愛いよね。私おもち好きだし!
って名前を決めてたくらい。

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それから月日は経ち、二人で日本一周へ。

12月のいよいよ寒くなってきた頃。

ある日、本当もぉしょうもない事で喧嘩したんです。

お、おならで、、、(犬も食わないとはこの事)

険悪なムード in 徳島

激狭い車内に二人でいるのも嫌になったのか、一人車の外の椅子に座って携帯を弄っていた彼。
車に残る私。


しばらくすると

「なに、猫?猫なの?来たの?猫だよー」
と外から叫ぶ声。

最初はなんか叫んでるなーと、プンスカしてた私も

猫ワードに

「!!なに?!猫?!猫?!」
つい反応して車を飛び出す。

そこには、しがみ付くようにして彼の膝に座る
黒い小さな猫でした。

私が近寄れば、私の膝の上にしがみついてくる。

もぉすっかり喧嘩の事なんて忘れる。

「と、とりあえず何かあげられるものは?」

残り物の白米に鰹節をかけてあげれば、
可愛かった子猫は目の色を変えて、モンスター級に食らいつく。

そして満足したのか、その後も追いかけてくる。

歩いても走っても、「ミーミー」鳴きながら付いてくるー。
か、かわいいー。

これは、、離れないね。どーする?お母さんも居なさそうだし。
(飼い猫かとも思ったけど、後日、ご飯も食べられず、お腹に虫と耳ダニで下痢と掻き傷、おまけに風邪で満身創痍だった事が分かりました。)


結局その日は車の中に迎え入れ、一晩を過ごしました。

その晩の私は「ね、猫がいるー!かわえぇーー」って感じで興奮して結局寝れず、

「もし、もし猫を飼うなら?何、ワクチンとかするの?この子トイレ大丈夫?」
と初めての猫に、猫情報を一晩中読み漁ったものです。


さて、朝になり。
猫を外に連れ出したら、急に素っ気ないーー!!
何、昨日の夜は?!ってくらい。やり逃げかよ。

でも、なんとなく私達の近くを行ったり来たりする子猫。

むろん「ねぇ、この子どーする?」って話し合いに。

その時の写真。
どーするーの困った顔した彼の膝には、ちゃっかり子猫座ってるがな。笑

これからまだまだ旅が続く私達。それに、来月からは住み込みのバイトを探していた。

どぉ考えても今後猫を飼うって、結構大変になる。
っていうか、私達の動きを変えざる終えないのは目に見える。


拾うって事は、生涯面倒を見るって事だ。
命の大切さもよくわかっている。

悩み、悩む事、気がつけばお昼過ぎ。(話し合ってる車内にも、子猫はいたのだ)

しばらくして、突然

「いや!やっぱ置いて行こう!置いて行きなさい!」
といつも優しい彼から強めな口調。

!!!

「え?置いてくの?でも、そぉだよね、、でもさ、」と私の気持ちは決めきれず悶々とする。


実は、昨晩の猫をインスタにあげたら、コメントがいつもよりたくさん来たんだ。

「自分から来た猫は悪い物をパクパク食べてくれるんだよ」
「猫は飼主を自分で選ぶんだって」

と友人達のセリフがこだまする。


この旅で、出会いをとても大切にしてきた私達が、ここでこの出会いを切り捨てていいのかな?相手から来てくれたのに?猫だからって切るの?

と悶々と。

なんとなく直感で

とてもとても大切な物が目の前にあるのに、みすみす大きなチャンスを逃してしまうような不安。があった。

と思ったんです。

結局、子猫を車内から追い出すこともせず、
無語になる私に根負けした彼。

そして

心を決めて飼う事になりました。

やっぴーー!!!!笑

私「ねぇ名前どーする?」ワクワク

彼「え、おもちでしょ?」


で、名前はおもちです。

えーー、もぉぜんっぜん白くもなければ、むしろ犬でもないじゃんかー。

って事で、徳島の海から仲間入りした小さな仲間。
それからの旅、約12ヶ月に彩りを与えてくれた、大切な大切な存在です。

そして、

超絶犬派だった私が、今では無意味に「ねこ 可愛い」とか検索する猫バカになりました。


あーかわい。すんすんし過ぎて、よく怒られます。

でもこの子のおかげで、猫ちゃんの本当の可愛さが分かったんです。

で、生き物、ペット、なんでも、誰だって家族は可愛い!って言う気持ちも

おもちに出会う前より、より一層分かったんです。


だから、今日も私はオーダー頂いたペットちゃん達の絵を描きます。

誰かのペット。じゃなくて、自分達が愛してる子だって。想いながら。

どの子も、大好きで可愛くてしょうがないんだ。

余談ですが、
当時暗闇でおもちの顔全然分からなかったけど、昼間見たら、あら結構不細工だったのね。笑


私達の大切なおもち。
今後も出てきます。
よろしくね


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