エキセントリック

Wブレイク

2時間も帰りが遅くなりました。世知辛いですね。

その2時間というのも、半分は力仕事でボロボロになったし、もう半分は周囲の会話に飲まれてしまって帰るに帰れない状況に迷い込んでしまった。

またこれだ、次の日は予定あるのに。

マジで自分が興味ない会話が飛び交っているときは、気分が悪くなってしまう。憤りすら感じる。無表情のままなんですけどね。

どうしてまだ帰らないんだ自分。帰りたくなったら帰ったほうがいいってアドバイスをもらったのに。

結局周囲のきっかけ待ちで時間を浪費した。


きっかけが動いて、その糸口を必死に手繰り寄せて、2時間遅れの帰路に着く。

力仕事で身体を、上の空になりながらの飛び交う雑談で精神を擦り減らした自分が、このまま直帰するわけがないのだ。


そう、ご褒美が必要だ。

1人になった瞬間に音楽に縋り、全曲シャッフルで流れてきたのは、欅坂46のエキセントリック。


いやあ、すごい。このタイミングで来るんだ。運命か???

サビの歌詞一部を引用↓

I am eccentric 変わり者でいい 理解されない方が よっぽど楽だと思ったんだ 他人(ひと)の目 気にしない 愛なんて縁を切る はみ出してしまおう 自由なんてそんなもの(1番サビ)
I am eccentric 変わり者でいい 普通なんかごめんだ 僕は僕でいさせてくれ 敬遠されたって 好きなように生きてくよ カメレオンみたいに同じ色に染まれない(2番サビ)

今の自分をそのまま言葉にされたようだった。

このなんにも自分には刺さりもしない雑談ができる人が普通で、そこに混ざれない自分は異質なのかもしれない。

おそらく、相手方は私を変なやつだと思っているだろう。

数日前の休憩中に、しょうもない会話の空間に混ざりそうになったから、自分から席を外して読書をするような人だ。歌詞の通り変わり者だ。

エキセントリックに浸りながら、コンビニへ直行。

甘いもの、あまいもの、アマイモノ、、、、

入り口に入るや否や、雑誌棚を無視してペットボトルの陳列棚と対面する。ジュースが飲みたい。

カルピス、果汁100%のオレンジジュースの間に濃いめのカルピスを見つけた。カルピスと同じ値段で売ってるやん。濃いもん勝ちに決まってる。買い。


それでもカブは抜けません!!と同じテンションで、それでも私は満足できません!!


スイーツのコーナーへ。

王道のプリン?キングオブクレープ?品のあるわらび餅??

オッズの期待を裏切ってやる。

今日のパートナーはシュークリームに決めた!これに限る。これが最強だ。

本日の優勝のおともをレジで受け取る。いつもご苦労様です。

待ちに待った

もうここからは私のターン。家にはすぐ着かない。最近ハマり始めたアップテンポのあの曲。何故か今になってハマってるデイドリームビリーバー。

シャッフルとは言いつつも、自分で選曲する。これが聴きたい!に合わせてスクロールする。

楽しい夜道、気分が上がる。家に近づいていく。

大変な一日だったときに聴くラスト一曲は決まっている。最後の切り札だ。

それが、King GnuのVinylだ。


何故この曲かというと、MVでボーカルの井口さんがサビで超独特なステップを踏んでいて、そのステップがストレスをぶっ飛ばすのに直接作用するからだ。

ふらふらしているとか、体調が悪いのか、それともクスリがキマっているようなのかわからないが、まあそのステップをするのが好きなのだ。ストレスフルなときはサビに限らずやる。

サビのステップ?ふらふらを夜道で全てを解放してやっている。最高に気持ちいい。エクスタシーに達するような思いだ。

万が一警察が横を通れば職質されそうだが、まだされたことはないから懲りずに続ける。気持ちいいから。

夜道

不安定なリズムで前に横に足を動かし、背筋は曲げて、肩の力を一気に抜く。完成。

まあまあなボリュームで曲を聴きながらやっているから、周りに注意が向かなくなる。

目で何度か確認しながらやっていたけれど、夜であるが故に影と同化しながら歩く人に気がつかなかった。

二回人とすれ違った。多分三度見はされたと思う。通報だけされなくてよかった本当に。怖い思いをさせてしまって申し訳ない、でもあれやらないとダメって体になっちゃったのよ。

曲が終わるタイミングで家の扉を開ける。


もう私の邪魔をすることはできまい。

ご褒美を頬張り、まあ悪くない日だったね、という結論で今日の日記は書き終えるのだった。



ここまでお読みいただき有り難うございました。

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