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【子育て】こんなときどうする? #13 赤ちゃんとの意思疎通

元幼稚園教諭/元保育士が綴る、子育てにまつわる、こんなときどうする? のお話。 #100まで記事UPチャレンジ中😊



概ね1歳ごろになるまで、赤ちゃんは泣いたり笑ったりすることで、また身体の動きや表情などで、「いまこんなことをかんじているよ」ということを教えてくれようとしています。

お腹すいたのかな?とか、オムツかな?とかある程度は対応してあげることはできます。

でも、言葉での意思疎通はまだまだ先のことですし、実際のところは赤ちゃんがどう感じているのか、分かってあげられないこともありますよね。


どんなにあやしても泣きやんでくれなかったり。
どうしても嫌がって食べてくれないものがあったり。
絶対に寝かしつけはお母さんじゃないと寝てくれなかったり。


もう少し理由が分かれば楽なのに。
そんな風に思ったことはありませんか?


実は、近年赤ちゃんが〈こうしたら心地いい〉ということについて、科学的に解明されてきているんです。

何人も育ててきた肝っ玉母ちゃんの“勘”がなくても(笑)、赤ちゃんの気持ちや訴えが、脳波や心拍などから理解してあげやすくなってきているんです。

これ、私はすごいことだと思います!


「輸送反応」


という言葉をご存知ですか?

これは、赤ちゃんは抱っこされて運ばれると、リラックスするという反応のことです。

なかなか泣きやまない赤ちゃんを、抱っこして運ぶ(つまり、抱っこして歩く)ことで、心拍が落ち着いてくるということが、研究で明らかになっているんです。 

ただ抱っこしているより、家の中でもいいのであちこち歩くだけで、だいぶ泣きやみやすくなります。

ご興味のある方は、ぜひ参考にされてみてください。


子育ての仕方に悩んだ時、どうすればいいのか分からない時…

今の時代だからこそ知ることができる最新の科学から、赤ちゃんのことを紐解いてみるのもいいと思います。

例えば、「体圧分散マットレスが新発売!」という売り文句と、「最新の科学に基づいた、体圧を完全分散させるマットレスが新発売!」という売り文句を比べると、説得力や納得感が全然違いますよね。

そういったことと同じように、「最新の脳科学で分かった、赤ちゃんの気持ち!」が、少しずつ現実のものになっているんです。


ただ、私は、お母さんやお父さんにしか分からない、お子さんからのシンパシーのような、目に見えないつながりも、とても素敵なものだと感じています。

数字で証明されることと、目に見えないつながりや絆…。

どちらも、それぞれ必要なときがあるんですよね、きっと。


未来を担う子どもたちの健やかな成長を願って…。大切に使わせていただくことを約束します!