【子育て】こんなときどうする? #14 わがままばかり言うとき
元幼稚園教諭/元保育士が綴る、子育てにまつわる「こんなときどうする?」のお話。 #100まで記事UPチャレンジ中😊
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お子さんのわがままに、悩んだことはありますか?
私は職業柄、街中で、スーパーで、電車で、親子の様子や会話をついつい見てしまいます💦
ほのぼのした親子のやりとりに、こちらまで癒されることも良くありますが、同じくらい、お子さんのわがままに対して叱っている場面にも遭遇します(笑)
「そんなわがまま言わないの!」
「わがまま言うなら買ってあげない!」
という声、結構聞いたりします。予定にないことを言い出したり好き勝手言い出したり、大人からしたら困る場面、たくさんありますよね。
一旦ここで、「わがまま」とは何か改めて見てみます。
相手・まわりの者の意に反して、無理な事でも自分がしたいままにすること。したいほうだい。
いやぁ、わがままとは、なかなかすごい言葉ですね(笑)
ただ、概ね5歳くらいまでの子どものわがままは、上記のような一般的に言うわがままとは、少し違うと思っています。
まわりの者の意に反して、とか、無理なことでも、という部分に注目します。
子どもは、「わがまま言ってやろう」と、わざとまわりの意に反して無理なことを言っているわけではない時があります。
まだ、感情のコントロールや、感情認知が未熟なため、チョコがいいと言った次の瞬間にポテチが食べたくなって、やっぱりポテチじゃないと嫌だ、うわーんと泣いたりします(笑)まだ次々にやってくる自分の気持ちを抑えきれず、処理しきれないこともあるんですね。
わがままが次第に減少していく、とっておきの方法があります。
私は別の記事でも、何度も同じことをお伝えしていますが、今回もそれに当てはまります。
まずは、わがままを受け止める
とにかく、ここが大切です。
わがままを言うことをいきなり否定するのではなく、まだわがままを処理しきれない子どもをそのまま受け止めてあげます。
そうなのね、あなたはそう思ったのね。分かった。理解したよ、と理解を示すのです。
それから、それはわがままに当たることを伝えたり、理解はしたけど今回はそうはできないことをきちんと説明します。
そして、この方法には、もう一つの思いがけない?副作用があります。
それは、自分がそうして理解を示してもらって育った子は、必ず友達やまわりの人に同じように接するようになります。
お子さんも、友達やまわりの人とのかかわりの中で、相手の気持ちを考えてあげられる人になってほしいですよね?
そうであれば、親やまわりの大人がその見本を見せてあげることが、一見遠回りのようで、一番の近道なんじゃないかと思います。
未来を担う子どもたちの健やかな成長を願って…。大切に使わせていただくことを約束します!