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【読書記録】刺客―用心棒日月抄(藤沢周平)
読了日 2018/02/25
<あらすじ>
お家乗っ取りを策謀する黒幕のもとから、五人の刺客が江戸に放たれた。家中屋敷の奥まで忍びこんで、藩士の非違をさぐる陰の集団「嗅足組(かぎあしぐみ)」を抹殺するためにである。身を挺して危機を救ってくれた女頭領・佐知の命が危いと知った青江又八郎は三度び脱藩、用心棒稼業を続けながら、敵と対決するが……。
好漢・又八郎の凄絶な闘いと、佐知との交情を描く、代表作《用心棒シリーズ》第三編。
<感想>
これは素晴らしい不倫小説!不倫であるが、刹那的な男女の情愛が胸を突く。 昨今、ゲス不倫だのなんだの言われておりますが、藤沢周平の手によれば不倫であっても、美しく切ないドラマになる。 本作は「用心棒日月抄」の第三作。一連の陰謀に終止符がつく物語である。詳しい感想など、無粋。それぞれ読んで感じて欲しいのだが、僕はこの不倫時代小説があと一巻しかないのが、本当に悲しい。
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