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社会をつくる力を育てる授業づくり⑦ 自分のまちを紹介するプロジェクト<1>

 3年生から始まる社会科。その最初の単元は、自分たちの住む地域について学びます。

(1) 身近な地域や市区町村(以下第2章第2節において「市」という。)の様子について,学習の問題を追究・解決する活動を通して,次の事項を身に
付けることができるよう指導する。
ア 次のような知識及び技能を身に付けること。
 ア 身近な地域や自分たちの市の様子を大まかに理解すること。
 イ 観察・調査したり地図などの資料で調べたりして,白地図などにまとめること。
イ 次のような思考力,判断力,表現力等を身に付けること。
 ア 都道府県内における市の位置,市の地形や土地利用,交通の広がり,  
  市役所など主な公共施設の場所と働き,古くから残る建造物の分布など 
  に着目して,身近な地域や市の様子を捉え,場所による違いを考え,表  
  現すること。
文部科学省(2017)小学校学習指導要領解説 社会編

 この単元では市の様子を大まかに理解して、白地図などにまとめることがゴールです。

 理解のゴールは変わらないので、まとめるゴールを変えてプロジェクト型にしてみます。

 例えば、○○に自分たちの△△市を紹介しようといったプロジェクトにします。

 いきなりプロジェクトだけを提示しても、子どもの気持ちと離れてしまうので、オリンピックなどのイベントと結び付けるようにします。

オリンピックで○○市に来る人に紹介しよう、などです。

 プロジェクトをスタートする中で、どのような内容を伝えたら良いかを話し合います。

 話し合いの場面をつくることで、思考力等のゴールである何に着目するか、という視点が出てきます。

 その視点をもとに情報を集めていくことになります。

 情報を集める際には、実際に調べなければいけないとよくわからないことも出てくるので、探検にでかけることもあります。

 こうしてプロジェクトを進めていきます。

 プロジェクトの後半については、次回の記事で書きたいと思います。

#この春チャレンジしたいこと

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