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社会をつくる力を育てる授業づくり⑪  自分のまちを紹介するプロジェクト<5>

 自分のまちを紹介するプロジェクトの、働く人を紹介するプロジェクト。(同じ言葉を2回使っていてわかりにくいですね。)

 働く人の紹介ではありますが、その先には、わたしたちのまちにはこんな有名なものがあるよ、というまちのじまんを見つけることがあると思います。

 そして、そのまちのものも、これから発展していくものもあれば、過去に発展していて現在は衰退しているものもあると思います。

 社会科で事象を取り上げるときに、未来は明るい型なのか、未来は暗い型なのかは、子どもの受け取り方がだいぶ変わってきます。

 でも、未来の社会をつくる力を育てるわけですから、希望を持ってもらわないといけません。

 そのためにも、取り上げる事象が持っている価値にしっかりと気づかせたいです。

 話がそれてしまいましたが、まちの有名なものではたらく人を取り上げ、その工夫や努力を追究することで、その産業を守りたい・発展させたいという思いに気付くことができます。

 同じ地域に住む子どもたちに、同じような思いを持ってもらうことが、社会をつくることにつながるのではないかと思っています。

 例えば、生産の仕事では、農業を取りあげるか、工業を取り上げると思います。

 農業だとすると、その地域の特産物になると思います。

 その特産物が、売れているのか・いないのか、後継ぎはいるのか、いないのか、などが、プロジェクトのゴールにつながります。

 同じ地域で農業に従事する人たちの明るい未来を共に考える、そんなプロジェクトになってほしいと思います。

 同じく、工業だとしても、大きな工場なのか、まちの工場(こうば)なのかによっても、持っている課題はだいぶ違うのではないでしょうか。

○○(農作物や製品)の良さをアピールしようといったプロジェクトにすることで、調べていくきっかけづくりができると思います。

 今回は、生産の内容について書きました。次回は、販売の仕事について書いていきたいと思います。


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