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原点について。

明けましておめでとうございます。

長らくnoteを書いていなかったので、そろそろ何か書こうかなと思い。
今回は”原点”をテーマに語ろうと思います。

というのも、何か目標を掲げて挑戦すると、必ずと言っていいほど壁にぶつかるし、スムーズに前に進めることなんかほとんどないな…と思うのですが、今の自分がまさにその状況でして…。

詳しいことはまた別の機会に詳しく書こうと思うのですが、とにかく、自分が思い描いていた3,4段階くらいしょぼいレベルで、今日も明日もなんとか戦っているわけです。(また今度書きます。笑)

そうすると、どうすればいいか先が見えなくなったり、そもそも今の目標を変えるべきなのか、どうやって今の葛藤を突破していくのかと、現在進行形で頭を悩ませているわけですが…

じゃあ何でそもそも今の目標を掲げてチャレンジするのか?自分が本当に達成したいものは何なのか?という初心、いわゆる原点について考えることがありました。

それをまとめてみようと思った次第です。
(最近、noteを書いてなかったし。)

原点とは。出典: リアル 井上雄彦


5、6年前に遡りますが、自分は高校を卒業して進路を迫られたとき、思い切ってサッカーについてを、本場のイングランドで体験したい!と一歩踏み出す決断をしました。

この時点で、大学卒業後にリクルートスーツを着て、会社に勤めるみたいなメインストリームからは外れてしまった感じはしたのですが、実際に大学卒業後はサッカーに関わる仕事がしたいという想いのもとドイツに渡り、想像もしていなかったような生活を送っています。

では、これほどにサッカーに関わる仕事がしたいと自分を動かした動機は何だったのか?

現在までの自分が乗ってきたレールとその先に繋がっていく今後のターゲットがあるとして、いわゆる原点はどこにあるのかを考えてみました。

極端な話、普通に生活していたら、リバプールで大学の4年間は過ごしていないし、過ごせていないし、ドイツに来てまで、分析の仕事をしていないだろうし…。

自分の場合は、ここが原点と思い当たるところが実ははっきりとしているのですが、中3のときにスペインで観た、ビジャレアルvs バルセロナの試合がこれまでの自分に大きな影響を与えていて、今後の決断にも影響するであろう所謂ターニングポイントなんじゃないかと思っています。

初のヨーロッパサッカー観戦だったし、そもそも初めてのヨーロッパだったから強烈に覚えているというのもありますが、これは間違いなく自分の原点…。

2016年、ビジャレアルのスタジアムにて
この写真だけでもメッシ、ネイマール、スアレス、ブスケツ、ラキティッチ、ピケ…。豪華メンバー。


何より印象的だったのはビジャレアルのサポーターが、バルセロナを観に来ているのではなく、ビジャレアルを応援しにきているということ。

ビジャレアルのホームゲームだったので、非常に当たり前のことですが(笑)、当時の自分にとってはとても新鮮な体験でした。

自分はいち観光客として、バルセロナのメッシ、ネイマール、スアレスを観に来たのに対して、スタジアムにいる現地サポーターは当たり前にビジャレアルを応援しているという光景。

なんなら、当時の完璧にメンバーが揃ったバルセロナから勝ち点を取ってやりたい...。とでも思っている感じの声援。

いま振り返るととても当たり前のことだけど、ビジャレアル現地のビジャレアルサポーターはバルセロナが相手だろうと、ビジャレアルを応援しにスタジアムに足を運ぶし、ビジャレアルの選手に声援を送るし、なんならメッシやネイマールにブーイングをする。

純粋な中3の自分は、本物のメッシやネイマールを観れて感動しているなか、ビジャレアルの選手を応援しにきているサポーターがスタジアムの大多数を占めているというのが強烈な体験でした。

これは自分のフィルターが入っている見方かもしれませんが、この場所で毎週ビジャレアルを応援しにくることが生活の一部になっていて、本当にこのクラブが好きなんだろうなと。

初めてのヨーロッパで見る景色全てが新鮮、スタジアム付近のタバコの臭いさえも新しかったということは記憶に新しく、地元に根付いたサポーターがいて、ヨーロッパサッカーという感じだなぁと思った瞬間でした。

で、これは自分がこの体験に意味付けしているだけかも分かりませんが、自分もこういうことがしたいなと思った気がします。

クラブの歴史やその土地の雰囲気をはじめ、プレースタイルや選手、監督など色々な要素を含め、一生サポートしたいと思えるようなチームを応援するというコミュニティ。毎週末、スタジアムに観に行ってアツくなるようなライフスタイルを送りたいなと思った体験でした。

実際にイングランドではフットボールは人々の娯楽で、週末は応援しているチームの試合観戦というライフスタイルを送っている人は相当な数います。

いわゆる文化として根付いているというやつです。ビジャレアルがまさにその雰囲気でした。

そういえば、大学時代はエバートンを観に行くことが
生活の一部だった。笑


社会人になった今、どのようなライフスタイルを送りたくて、そもそも何でそう思うのかという”原点”について考えてみると、自分が好きなクラブを応援する、出来ればスタジアムという一番熱がある場所で試合を観る、また1週間、次の試合を楽しみにして生活する、みたいなことをしたい!という当時の感動を思い出します。

少なくとも今の自分はこういう生活ができれば最高。

サッカーに関わる仕事をして、どこかのチームの一員になりたいという想いが自分のこれまでの決断に影響していて、ドイツで落ち込むようなこと、上手くいってないことは本当に数えきれないながらも、原点が自分を支えているのかなと思う日々です。

年末にイングランドに行った時も、いくつかの試合を観て改めてそんな気持ちになりました。

チャンピオンシップ(イングランド2部)で順位的にも苦戦しているチームの試合を2試合観に行ったのですが、やはりそこにも根強いサポーターがいて、一つの大きなコミュニティとして機能している光景から、自身の原点となっているビジャレアルサポーターのシーンを思い出しました。

年末のイギリス旅行
Rotherham United vs Sunderland 
Huddersfield vs Blackburn Rovers

その場所に住んで、毎週応援してるチームの試合を観て、生活の一部としてサッカーと関わることができたらそれだけで最高だなと。

仕事としてより深くチームに関わることができたらもっと最高だなと思った旅でした。

だからこそ、当時中3の自分の純粋な感動 = 原点を大事にしたい思うし、今の積み重ねが10年後、20年後の自分の原点になってほしいと思ったりしました。

ということで、5年後、10年後の自分を支える今をまだまだ頑張ろうかなと。

note も頑張って書きます。笑



p.s. 前回のnoteでサポートを贈ってくださった方々、ありがとうございました。感謝です。


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