働くとは
辛いものなのだろうか。
新卒で入社してまだ1年未満の後輩と同行し、こんな会話をした。
「最近元気ですか」
「営業楽しいですか」
「営業辛くないですか」
この答えに対し、
「私は元気だし、いま営業は楽しい」
と答えた。
けどもちろん入社1年目は
とにかく数字しか見えていなかったし、辛くて逃げそうになったが、
と心の中で呟いた。
「仕事ってこんなもんなんですかね。」
この問いに対しては、回答ができなかった。
正解でも、不正解でもないから。
人それぞれ『仕事』に対する考え方は違くて、
正社員・契約社員・派遣社員・パート社員・アルバイト・嘱託社員
フリーランス・個人事業主…
たくさん『枠』がある。
それはただの肩書きにしかなくて、
雇用の名前に過ぎないけど、
新卒の時は、正社員が前提に仕事が作られていった。
今の仕事に対して、辛いという感情しかないのであれば、
辞めてもいい。
自分に合う環境なんていくらでもあるし、
正直、仕事はいくらでも見つかる。
好きなことでお金を稼ごうとしている世の中だから、
本気になれば、死ぬ気で突き詰めれば、
生活には困らないだろう。
しかし、自分に問いかけて欲しい。
その選択が、
『逃げ』
なっていないかどうかを。
『逃げ』のカードには依存性があり、
日常的に使用と麻痺してきて、
当たり前のようになってしまう。
社会人を経験して、よかったと思えることは
日本の社会環境・仕事環境を知れたこと。
日本の大人を理解できたこと。
日本経済の仕組みがわかったこと。
『社会人』として、お金を稼いだこと。
日本社会で働いたからこそ、
日本社会で仕事ができたからこそ、
自分の好きなことでお金をもらいたいと
思えるようになった。
最初から自分の好きなことでお金をもらっていたら、
それが仕事になっていたら、
好きなことに打ち込める楽しさ、嬉しさが
わからなかったかも知れない。
今ある環境に感謝して、
1つ1つ自分の時間を好きなことで埋め尽くしたい。
chika