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おうちで中華 - 酸豆角(ササゲの漬物)

ササゲ。普通に日本で暮らしていたら、縁の薄い野菜だと思う。乾燥させた豆が赤飯に使われていることを知っている人も一部だろうし、生のササゲなんて食べ方をイメージできない人がほとんどではないだろうか。

一方、中国では極一般的な野菜で、炒めたり揚げたり煮込んだり漬物にしたりする。今日紹介するのは、酸豆角(ササゲの漬物)。ササゲはインゲンより皮が硬く、そのままだと魅力が分かりにくいものだが、二週間ほど漬け込むことでご馳走に化けるのだ。

酸豆角
suān dòujiǎo

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漬けた直後のササゲ。鮮やかな緑が好き。

出来あがった酸豆角を豚ひき肉や鶏の砂肝と炒めた料理の旨さはちょっと驚くべきもので、我が家で開く宴会でも不動の人気を誇っている。ビールにもご飯にも恐ろしく合うので、老若男女が等しく楽しめるのもポイントだ。

→ 酸豆角炒肉末(ササゲの漬物と豚ひき肉の炒めもの)
→ 酸豆角炒鶏胗(ササゲの漬物と砂肝の炒めもの)
→ 酸豆角燉豆腐(ササゲの漬物と豆腐の炒め煮)
→ 酸豆角炒蛋(ササゲの漬物の卵炒め) 
→ 酸豆角燉排骨(ササゲの漬物と豚スペアリブの煮込み)

常温で放置しておくだけなので、至って簡単。完成後は冷蔵庫で数週間、冷凍庫なら相当持つので、たっぷり作って常備するのがオススメだ。冷蔵庫貯蔵だと徐々に酸味が強まっていくので、その変化を味わうのも楽しい。

尚、日本ではササゲが入手しにくいため、インゲンで挑戦した方もいらしたが、無事美味しく仕上がったそうだ。皆さんも、是非お試しください。

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