レンコン ハーモニー #ポケットエッセイ vol.7
聖徳太子のハーモニー「和を以て貴しとなす」🎵~
「個」をないがしろにしてしまえば「和」は保たれない。
多様性は日本の伝統。
そのビジョンは個性の開花だ!!
聖徳太子はその文化の拠り所を仏教に求めた。
仏教のシンボル蓮の花は泥の池から清らかに咲く。
芥川龍之介の蓮(はちす)の糸を表現した「蜘蛛の糸」がある。
蓮根(レンコン)の中にある糸で極楽往生の縁を結ぶという。
物語では自分だけが助かろうとした男がいて無情にも蓮の糸は切れてしまう。
この教訓はみんなで助け合っていかなければダメなんだよということ。
みんなで泥だらけになりながら蓮の糸を張り巡らす。
そして、慈しみの糸で編まれたハンモックに揺られながら、私たちの個性はうたた寝をするように開花する。
個性の開花というこの世の極楽!!
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