見出し画像

【理想の働き方を叶える】9年目アラフォーケアマネ、転職のリアル

こんにちは、ちはるです。

ケアマネとして(あるいは福祉の業界で)働いている皆さん、今の働き方や待遇、給与に満足していますか?
何か不満を抱えながら、それでも「仕方ないか」「面倒だし」とずっと同じ職場で働いていませんか?

満足している人って少ないと思います。
私自身もそうでした。

でも、自分の大事な時間の多くを仕事に割くわけなので、働くなら、やりがいを感じつつ、もっと働きやすい環境で働いた方がいいですよね。
人手不足の業界ですから、求人はたくさんあります。
きちんと探せば、もっとあなたに合う、働きやすい職場があると思います。

私は今まで我慢していたことや諦めていたことを叶えるべく、今の職場ではその実現が難しかったことから、春に引っ越して転職することを決断。(今後再婚なども考えたいというプライベートな理由もあります。)

2ヶ月間転職活動をして、無事転職先が決まりました。
居宅ケアマネ以外への転職も考えましたが、やはり仕事内容にはやりがいを感じているので、同じく居宅ケアマネへの転職です。

介護業界の中でも給与水準が低いケアマネ、さらにケアマネの中でも低賃金で知られる居宅ケアマネ。

それでも、自分の理想の働き方や待遇を目指して転職活動をし、ある程度自分の条件に合う、満足いく転職先が見つかりました。

私が決めたのはこんな会社

▶︎一部歩合制。一定の給料は保証されつつ、あとはどの程度歩合で稼ぐか、副業など他の方法で稼ぐか、プライベートを優先して仕事量をセーブするかが自由。

▶︎仕事をする場所は自由で在宅勤務も可能(居宅ケアマネの義務である、月1回の利用者宅訪問(モニタリング)はもちろん別として)。

※詳しくはnoteの後半で書いています

このnoteでは、私が転職するまでにやったこと、結局どんな会社を選んだのかということを16項目に細かく分けて書いています。
あなたが働き方や転職を考えるときに、ヒントになることがたくさんあると思いますし、今すぐに転職を考えていない方も、自分の働き方を見直すきっかけになると思います。

かなり具体的な内容であり、大ボリュームになってしまったので、今回の記事は有料とさせていただきます。
そのため、購入いただく判断材料として、どんな方に読んでもらいたいか、私の経歴や状況、記事の内容、モニターの感想を先にお伝えします。

[こんな方に読んでいただきたい]
▶︎転職を考えている、または働き方を考えているケアマネ、福祉職
▶︎今の働き方、待遇、給料面に満足していないケアマネ、福祉職
▶︎これからケアマネや福祉の仕事に就こうとしている方
▶︎同年代で働き方を考えている女性(ただし福祉業界の転職は他の業界とは違う面もあると思います)
▶︎その他、私の経歴や状況と共通点がある方

[私の経歴、状況]
▶︎大学卒業後に養成学校に通い社会福祉士の受験資格を取得、最短で社会福祉士合格
▶︎高齢者施設で相談員として7年勤務(うち1年は施設ケアマネ兼務)
▶︎最短(社会福祉士としての経験年数5年)でケアマネ取得
▶︎居宅ケアマネとして8年の経験あり
▶︎平均して40〜45件の利用者を担当
▶︎主任ケアマネを取得し、年40〜50件の事例検討会に参加、バイザーとしての経験あり
▶︎結婚を考えている相手がいるが、転居後も一人暮らしの予定

[記事の内容]
▶︎転職先を決めてから、どの業界にするかを決めるまで
 (結局は同じ居宅ケアマネを選びましたが、他の選択肢も考えました)
▶︎転職先をどう探したか
▶︎転職先にどのようなことを確認したか
▶︎面接の内容
▶︎転職先候補の具体的な条件面
▶︎最終的に何を基準に転職先を決めたか

[この記事でこんなことが分かる]
▶︎ケアマネの転職活動の実際のところ
▶︎納得感のある転職をするにはどうしたらいいか
▶︎理想の働き方を叶えるために、どんなことを考えたか
▶︎地方のケアマネの給料相場、待遇
▶︎結婚も視野に入れたアラフォー女性がどんな働き方を選ぶのか

[モニターの感想]
▶︎やったこと、やるべきことが順番に、具体的に書かれていて、ケアマネの転職バイブルになると思った。
▶︎求人や給料など、業界ならではの分析もされているので、ケアマネで転職する人は一度読むととても参考になる。
▶︎こんなに考えてやるとうまくいくんだ、とその戦略性の高さがすごいと思った。
▶︎ついおろそかにしてしまいがちな準備面がしっかり書かれていて、これだけ準備したらたしかに目的の会社に転職できると思った。物理的な準備だけでなく、自分の働き方の価値観など、マインド面についてもしっかり言及されていて、転職で必要なことが網羅されていると感じる。
▶︎福祉業界は世間のイメージとして辛いとかお給料が安いが当たり前になっていて、仕方ないと諦めている人が大半だと思う。理想の働き方を求めて行動していて「仕方ないけどどうにかしたい」と考えている人におすすめ。
▶︎他業界で転職する人が読んでも分かりやすい。転職エージェントを使わない方法として絶対参考になる。面接前に聞きにくいことを上手に質問したり、あやしい会社を見抜くためのチェックポイントは他の業界でも転用できそう。

私が転職先を決めるまでの具体的な内容と、読んで下さる方に転用できる(参考にできる)ような内容になっていると思います。

【注意】次の2点をご了承の上、ご購入下さい(返金不可)。
▶︎2024年2月26日〜29日の間は限定価格450円での販売。3月1日以降は980円での販売となります。
※追記:3月26日以降、キャンペーンとして期間限定で550円で販売することがあります(その場合はnoteや他SNSにてお知らせします。)
▶︎各項目の【私の場合】に記載してあるような具体的な条件面など、一部を削除し修正したもの(ボリュームを減らしたもの)をKindle本として490円で販売予定です(販売時期は未定ですが、2024年4月以降となります。Kindle unlimited対象となる予定)。


1 転職すること、あなたは決断できますか?

まずは転職すると決めることから。
今の職場に不満があったり、理想とは違う働き方だとしても、そもそもこれができない人が多いですよね。

法的には1ヶ月前に転職を伝えればいいことになっていますし、転職先は他の業界に比べて割と早く見つけられると思います。

しかし、特に居宅ケアマネだと担当利用者の引き継ぎがあるため、現実的には(今の職場にできるだけ迷惑をかけないという意味では)3ヶ月前に伝えるのでもギリギリだと思います。

「辞める職場に対してそんなに気を使わなくてもいいだろう」という考えの方もいらっしゃるでしょう。

ただ、ケアマネの場合は退職後の更新研修等で実務経験の証明書を提出する必要があります。
以前の職場に実務経験証明書を作成してもらうことも考えられるため、ある程度円満に退職した方がいいかと思います。(次の「2 転職先のエリア決めはここに注意」でも述べますが、転職先のエリアが近いと研修等で以前の職場の同僚と一緒になることは多々あるので、揉めて辞めると何かと面倒です。)

【私の場合】
私は元々(半年くらい前から)職場を変えたいと考えていましたが、結婚を考えている相手が引っ越すのに合わせて、転職を決断しました。

私の場合、引っ越し、転職を決めたのが12月上旬。家族に報告した後、12月中旬に上司へ退職の旨を伝えました(今の職場に退職することを伝える話は「9 この段階で◯◯◯◯を決めておくのがベスト」で詳しく述べます)。

【まとめ】
▶︎まずは転職することを決心する。
▶︎転職先を見つけるのに時間はかからないが、穏便に辞めるには3ヶ月以上かかる。


2 転職先のエリア決めはここに注意

転職すると決めた後は、どのエリアで次の職場を探すかということを考える必要があります。

円満退職なら問題ないかと思いますが、「退職後に元の職場の同僚とあまり顔を合わせたくないな…」という方は、今の職場と同じ、あるいは近いエリアだと、元同僚に見つかる可能性は高いです。

以前、同僚がいろいろ揉めた末に退職。その同僚はケアマネから介護認定調査員になりました。
そういう場合は同じエリアでも顔を合わせることはほとんどありませんが、ケアマネの更新研修等では一緒になることがあるかもしれません。

また、ケアマネが転職する際に意識していただきたいのは、介護保険は都道府県によって研修内容が違い(つまりアセスメント等のケアマネジメントのプロセスについても指導内容が違うということ)、市町村のローカルルールが多いということです。

介護保険法という基本はあるのですが、その解釈は市町村によって異なり、手続き等の方法も違ってきます。

例えば、介護認定の更新申請一つとっても、

⚫︎A市では認定が切れる60日前よりさらに1週間前から申請書を預かってくれる
⚫︎B市では担当ケアマネが窓口まで申請書を持参しないといけない
⚫︎C市では窓口で申請書を提出した際に、認定調査で確認するような心身状況や家族状況の聞き取りがある
⚫︎D市では申請書を提出した際に認定調査の日程も決める

というような感じです。

転職し別の市町村で仕事をする場合は、その市町村でのローカルルールを確認して業務に当たる必要があります。
職場の上司や同僚に確認しながら仕事が進められる環境だといいのですが、1人ケアマネ(1人ケアマネとは業界でよく言われる言葉ですが、複数人ではなくひとりで事業所を運営するということ。自由な反面、やらなければいけないことが多く、責任が重い)として独立する場合等は注意が必要です。

【私の場合】
1 転職すること、あなたは決断できますか?」で書いた通り、相手の引っ越し先に合わせて決まりました。
市町村どころか都道府県も違うため、はじめはいろいろと苦労しそうです。

【まとめ】
▶︎転職先のエリアを決める。
▶︎都道府県や市町村が変わると実務のやり方が違うため注意。


3 具体的な条件の前に、まず考える必要があること

2 転職先のエリア決めはここに注意」と同時に考えておきたいのは、自分がどんな仕事をしたいのか、どういう働き方をしたいのかということです。

人生の大半の時間を費やす仕事ですが、お金を稼ぐということはあくまでも自分の人生を楽しく、豊かに過ごすための方法でしかありません。
仕事やお金のために自分の人生を犠牲にしてはだめだと思います。

⚫︎自分はどういう生活、暮らしをしたいのか。
⚫︎その実現のためにはどういう働き方やどのくらいの収入が必要なのか。
⚫︎どういう働き方が理想なのか。
⚫︎どういう仕事にやりがいと感じてきたか。どういう仕事は嫌だったか。
⚫︎どんな環境で働いてみたいか。

これらを一旦立ち止まって考える必要があると思います。

このときは「でもケアマネだとこんなこと無理だし…」とか「このくらいの収入を得られるケアマネの仕事なんてないし…」といった現実的なことは一旦考えず、自分の望みをまず挙げてみましょう。紙に書いておくのがおすすめです。

ここから先は

13,435字

¥ 980

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?