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記憶力を鍛えるためには 出口治明著『教えるということ』【角川書店】

出口治明著『教えるということ』【角川書店】の中に、池谷裕二先生(東京大学薬学部教授)との対談が書かれている。以下に引用する。

『最近よくもの忘れをします。どうすれば忘れないようにできるでしょうか。』
と質問すると、先生は、
『忘れないためには、思い出す訓練をすることに尽きます。』
とアドバイスしてくれました。P.130

記憶力というのは、インプット(入力)するのみでは鍛えられないということ。これは樺沢紫苑著『アウトプット大全』にも書かれていることである。インプットとアウトプットはコインの表裏である。

インプットした情報を整理することも大切だという。
タンスの中に衣服を入れたら整理するように、脳の中を整理した方が、アウトプットしやすくなるということ。

脳の中を整理するにはどうしたらいいのか。

次のように書かれている。

頭の中を整理するには、インプットした情報を自分の言葉に置き換えることが一番です。
人間は言語かすることでしか、自分の考えを整理することができません。P.131

やはり言語化である。
言語化して人に話たり、文章に書いたりすることが不可欠なのだと改めて感じた。


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