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「現実」 って、何から出来てる?~習慣化のヒミツ・前編

私たちはこのコロナ禍で、
気軽に人と会えなくなったり、外食や旅行も控えるようにしたり、会社通勤から在宅ワークになったりと、今まで当たり前だったことが一変した。
当たり前じゃなかったことに気づかされ、その変化に対応してきた。
このコロナ禍で、オンライン化が進んだのは、
特に大きな変化だと思う。

ヨガ業界も、
施設でのレッスン、ワークショップ、イベントやリトリートなど、今まで対面開催していたものが開催できなくなり、オンラインへ移行していった。

もちろん、オンラインに出来ない職業もあるし、
いまだに、オンラインには抵抗があると言う人もいるだろう。
それこそ私自身も、コロナが流行り始めた頃は、
オンライン…うーん。。。と思っていた…
実際に生徒さんが目の前には居ないのに、熱は伝わるんだろうか?
同じ場を共有してからこそ、伝わるんじゃないだろうか?

例えば、映画館に行って映画を観るのと、
自宅のテレビ画面で映画を観るのとでは、
迫力や臨場感が違ってくるのと同じように…
実際、同じ空間に生徒さんが居て
ヨガや瞑想をするのと、画面越しに生徒さんがいるのはは違うじゃん!と。

でも、そんな心配をよそに実際オンラインレッスンを開催してみたら、思っていたような心配は吹き飛んだ。
オンラインならではのメリットがある事も分かった。
もちろん対面の臨場感を、そっくりそのまま感じることは出来ないけれど…
やっぱり、生徒さんが目の前に居てからこその空間は、大切だな。と思う。

と、前置きが長くなりましたがw
今日のキーワードは「臨場感」

今回は、
前回の記事:瞑想実験室のまとめ~曇りなき眼で見る。
で書いた内容を更に掘り下げると共に、
たえちんは『瞑想をナゼ 習慣化できたのか?』
その秘密を  前・後編で書いていきたい。

「習慣化」と「臨場感」この2つ、
全く関係なさそう…と思うかもしれないが、
実は、密接に関係している。それを説明するために、
まずは、今日のキーワードである "臨場感" とは何なのか?を深掘りしていきたい。

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・そもそも「臨場感」って?

「臨場感」と言う言葉を辞書で調べてみると…

実際にその場にいるような感じ。
…と、出てくる。
つまり、実際にその場所には居ない、または目の前には無い、というのが大前提で、
あたかも、居るかのように、または有るかのように感じられる。という事だ。

・臨場感が高いものを現実としてしまう「脳」

脳ってオモシロイもので、
臨場感が "高いもの" 」を、現実として認識する  という特徴がある。……どういうことか?
具体的に例を上げてみたい。

例えば…
映画のハラハラドキドキシーンを観ていたら、
ドキドキしたり、身体に力が入ったり、手に汗握る。
そんな経験は きっと誰しもがあるだろう。

映画をただ観ているという現実よりも
映画の世界の方が、臨場感が高くなり、
まるで自分が主人公になったかのように、ハラハラドキドキを現実のように感じて、
身体までも自然と反応している、という状態だ。

他にも、こんな例もある!

"絞りたて!レモン🍋果汁を一気飲みする!" 
をイメージしてみて下さい。

と、言われたとする。

すると…飲んでもいないのに、
酸っぱい口になったり、唾液が出てくる。
この文を読んでいて、既に☝️の状態になってる人も
いるだろう。

コレは、レモン果汁がどんな見た目なのかのイメージ
や、どんな味だという情報や、
飲んだらどんな感じになるのかを、体験していて、
飲んだらどうなるかという臨場感があるから、
飲んでもいないレモン果汁に対して、
まるで実際に飲んだ時のように、脳が現実として錯覚をして、身体にまで反応が出でしまう、という状態だ。

臨場感が高いものを"現実"と認識する。
とは、こういう事。

レモンを食べたことのない人には、
臨場感が全くないから、起きない現象だ。


そして、そのモノに対しての、
情報やイメージが多ければ多いほど、
また、臨場感が高ければ高いほど、
現実への現れ方・解像度は違ってくる、という事でもある。

こんな話しを聞いたことがある…
数学者が、初めてダイナマイトを作るための数式を発見した時に、まるでダイナマイトが爆発した時のように、吹っ飛んだ!

私からすれば、数式を見て吹っ飛ぶ????
(;゜∀゜)イヤイヤイヤイヤ...ナイでしょw
って、思うけれどw
私には数式に対する、情報も臨場感も皆無に等しいw
でも、数学者ともなれば数式に対しての、
膨大な情報と、手触りまで感じそうな程の臨場感まであるのだろう…ともなれば、吹っ飛ぶ!というのも納得する。

つまり、その対象とするモノに対して、マニアや学者ばりの知識 (情報やイメージ)や、実体験 (臨場感)が伴えば、身体の反応も見え方も、知識や実体験がナイ人とは全く別の現実が見えてくるという事だ。


だから、そんなマニアな人達の話しには、
説得力があって、引き込まれる。
これは、話し手の鮮明なイメージが聞き手に伝わり、聞き手の解像度が上がり、話し手の臨場感を聞き手と共有している、という状態。
逆に、話し手側の内容があまりにマニアックすぎて、
聞き手側に伝わらないものになれば、聞き手の解像度も低くなり…????ってなるコトもあるけれどw


ココまでの話しをまとめると、
こんな👇方程式が見えてくる…

・方程式   I × V = R

I × V = R
「 I 」とは、イメージ、インフォメーション(情報)。
「 V 」とは、vividness、臨場感。
「 R 」とは、Reality、現実。


コーチングなど学んでいる方には、
馴染みある方程式だろう。

現実として認識しているものは、
対象物に対してのイメージや情報と、そのモノに対しての臨場感が掛け算されたもの。

逆に、未知や無知によりイメージもぼんやりで、臨場感も伴わないものはその人の現実には現れにくくなる、という事だ。

では、
「臨場感」を上げるためには、どうしたら良いのか?

1番は、もちろん!体験すること。

瞑想実験室で、たえちんに起きたことを、
上の方程式に当てはめて考えてみよう。

たえちんは、実験室の中でこんなコトを言っていた…

「姉がnoteに書いていることを、理解したいと思うけど、瞑想はちゃんとやったことがないから、想像しかできない。だから、実際にやってみたい」

ココから、
30日の瞑想集中チャレンジ(瞑想実験室)が、スタートするコトになった。
そして、日々の瞑想チャレンジを体験しながら、
彼女は、瞑想に対しての情報と臨場感が上がり、解像度も高くなった。

たえちんの中に、既にあった「 I 」に、
新たな「 I 」が追加され、
体験を通じて「 V 」が鮮明なものとなり、
たえちんのそれまであった瞑想に対しの「 R 」から、違った「 R 」に変化したワケだ。

前回の話しに繋げるならば、
人は、自分の思い込みフィルターを通して、物事、人、
自分さえも見ている。という話しをしたが、
その思い込みフィルターが「 I 」であって、
その「 I 」に対して人はとてつもなく高い「 V 」臨場感を持っている。
そんなフィルターを通しているから、現実がそう見えている…というより、むしろ そうとしか見えないのだ。
(情報と物理に関しては、コチラもご参考に。 無いモノをあるモノにできる私たち〜人の「認識」について。前編)


だからこそ、そのアタマの中の情報と臨場感が変われば、物理の現れ方、つまり現実が変わる。
私たちが、「現実・リアル」だと思っているコトは
そんな風に出来ているのだ。

…っと、長くなってしまったw
習慣化するにあたって、少し遠回りに感じるかもしれないが、「臨場感」を念頭に置いた上で次回のnoteを読んで欲しいと思う。

早く結論出せ~~~!( ゚皿゚)キ─︎─︎ッ!!
ってなるかもしれないが、そぉ、焦らずw
「 R 」になるまでの「 I 」と「 V 」が必要なので、
もう少し「 I 」を書かせて下さいw

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