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地域医療連携室長  接遇講師  「ナースの語り場」主宰 「チエコロジックサロン」主宰 …

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地域医療連携室長  接遇講師  「ナースの語り場」主宰 「チエコロジックサロン」主宰 キーワード;退院支援、ACP,患者の意思決定支援、就労支援、中堅看護師教育、高信頼性組織、症例検討。

マガジン

  • 「そのひと支援」〜本当の退院支援を考えよう〜

    退院支援、入退院支援、退院調整。 カテゴライズすることよりも、もっとグラデーションな動きで、 しなやかに取り組みませんか?目的は、何のためが失われています。 ケアマネジャーとしても、退院支援に携わってきてた看護師が その本質について考えます。 退院支援が好きな人も、苦手な人も、これから関わる人もぜひご一読ください。

  • note版「チエコロジックサロン」

    「対話」と「気付き」から始める、「その人らしさを支える」と言うこと。 看護師でケアマネ、医療安全管理者で、接遇講師です。 つながる、繋げるためには、「私は誰?私は何?」から始めよう。

記事一覧

そのひと支援研究所の設立理由のひとつの話

先日、わたしの所属するJRIHDOが主催する"地域連携で未来をつくる会"が再開しました。 コロナ禍で、ずっと続けていた集まりを断念。 医療や介護に携わる人が多いと ご飯を…

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2週間前
7

10日恵比寿

昨日は10日恵比寿でした。 聞けば阪急池田駅近く呉服(くれは)神社は、阪急宝塚線で1番初めにえべっさんを祀られた神社だそう。 毎年必ず夫と向かうのですが、 長い長い行…

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3か月前
1

敬意をあらわす。心を寄せる。

私の歳になると、 急に会えなくなる人が増える。 せめてお世話になる方には誠意を持って尽くしたいと思うがなかなかまだ、未熟である。 それは素敵なプレゼントや変わっ…

Chieco_nurse
4か月前
1

適切な接遇をおこなうことは「きどっている」のか。

地域医療連携室にいると、とにかく電話は多い。 そのなかで、どうしたものか、と思う電話がある。 わたしは、大概、「なにをいっているのかわからない」電話をされるかた…

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4か月前
4

綺麗でいようとすること、

会社の美人理事長から美人でいるためのプレゼントをいただいた! 週末は研修をしに行くので頑張ります。

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4か月前
2

深化と探索~白熱道場プラスがありました~

白熱道場プラスは、白熱道場の講師が、白熱道場のプログラムでは伝えきれない講義やワークショップを展開していて、修了生も、それ以外の方も楽しんでいただける場となって…

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6か月前
6

谷村新司さんといえば思い出すこと

今、世間では、24時間テレビの「サライ」や「昴」のイメージが強いであろう谷村新司さんが、お亡くなりになりました。 私たちの世代では、中学校の時に「アリス」の曲が大…

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6か月前
8

自分の部署にエンゲージメントすること

今週は本当に大変だった。 元々欠員になっている状況の中、病欠が一人でて、 そろそろ部署の機能が発揮できなくなってしまう、という危機感の中、 スタッフと話し合った結…

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6か月前
12

「共感力」はいわゆる「意思決定支援」なんだ。

去る2023年9月20日「白熱道場+」として、お話ししました。 今頃また、共感力かいな、とか、そうでないとか? 「共感する」というのは、思いやる心でもあり、思い…

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7か月前
6

なぜ今共感力が必要なのか。

「なぜ、今 共感力、なのか。」 20日の夜にオンラインで、 「共感力」について話をします。 これを読まれたお知り合いの方に、 ぜひ周りの方にもお声をかけてほしいので…

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7か月前
1

サラダ記念日、という、想いの概念化

サラダ記念日。 この短歌が一世風靡した若いときも、 それなりに、 そのときめきを、幸せを、そしてその儚さを、感じ取ったことをうっすら覚えている。 ある文章を書いて…

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8か月前
7

療養環境におけるマスキング効果

わたしが普段いる、地域医療連携室は1階の会計受付や、総合窓口やエレベーター乗り場、リハビリ室の入り口、など、多種多様の言葉、音、が混在する場所です。 そのうえ、…

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8か月前
2

不遜な意思決定支援

ぽっくり逝きたい。 ずっと言ってた義母。 数年前、本当にぽっくりいかれた。 そろそろコードレスのアイロンを買いたいけれど、 義母に使い込まれたこのアイロンをサヨナ…

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9か月前
2

寝落ちは気絶なのか。

週末の学会のことは、また改めて報告します。 写真は記事とは無関係な 敬愛するSKY-HIの会社、BMSGのアーキテクトという会員限定のTシャツ。 ところで、彼も3日に1回し…

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10か月前
7

地域医療連携室の景色

今日もいろんな人と話をした。意図せず、飛び込みが多い連携室の仕事。 相手は「仕事で」来ていないので、心底、窮地に立たされているのですから、いろいろ配慮しながら話…

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10か月前
8

夫婦について〜何も恩返しができなかった経験の積み重ねから考える〜

久しぶりに、夫婦のことについて書いてみたいと思います。 週末だからか、ふと考えました。 最近、私はこの人がいないと生きていけないなあ、と夫を見ていて思います。人…

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10か月前
7

そのひと支援研究所の設立理由のひとつの話

先日、わたしの所属するJRIHDOが主催する"地域連携で未来をつくる会"が再開しました。 コロナ禍で、ずっと続けていた集まりを断念。 医療や介護に携わる人が多いと ご飯を集団でいただく場に行くことも非常識な期間が続き、再開時期もかなり悩ましいもので、会議を重ねてきました。 久々にたくさんの方に会って 喋って、ハグして、共感して。 いいお時間でした。 そのなかで、 先日開設したばかりの、 そのひと支援研究所 については、 すごく腑に落ちているひとと、 もっと知りたい人と、

10日恵比寿

昨日は10日恵比寿でした。 聞けば阪急池田駅近く呉服(くれは)神社は、阪急宝塚線で1番初めにえべっさんを祀られた神社だそう。 毎年必ず夫と向かうのですが、 長い長い行列を覚悟して行ったら、 昨年より随分スムーズ。 びっくりしたのは若い方々で参道の出店が行列でここかしこで、 飲食をする人でごった返す人気ぶりでした。 ここ数年は、 感染対策で"買ってもその場で食べないで"と言う指示が出ていたので参道も寂しかったので、久しぶりの賑わいに嬉しかったです。 ところで、 わたし

敬意をあらわす。心を寄せる。

私の歳になると、 急に会えなくなる人が増える。 せめてお世話になる方には誠意を持って尽くしたいと思うがなかなかまだ、未熟である。 それは素敵なプレゼントや変わったサプライズをすることではない。 ある意味、 甘えすぎない、ということだ。 とはいえ甘えているところは甘えている。 ある意味、周りを頼っている。 お互いそれが幸せだと信じたい。 だが、 甘えすぎる、の先には 自分の手足として使う、 相手を尊重しないことにつながる。 そして、 馴れ合いのなかに、 相手はそのく

適切な接遇をおこなうことは「きどっている」のか。

地域医療連携室にいると、とにかく電話は多い。 そのなかで、どうしたものか、と思う電話がある。 わたしは、大概、「なにをいっているのかわからない」電話をされるかたにたいしても寛容なほうである、 なにがほんとうのところおっしゃりたいのか、紐解く作業は嫌いではないからだ。 今回かかった電話は、在宅から療養先へ移られるかたの支援をさせていただいた際のケアマネジャーとのやり取りである。 今回の案件は明らかに巻き込まれ案件だ。 でも地域の患者様、ケアマネジャーのためならとおもってか

綺麗でいようとすること、

会社の美人理事長から美人でいるためのプレゼントをいただいた! 週末は研修をしに行くので頑張ります。

深化と探索~白熱道場プラスがありました~

白熱道場プラスは、白熱道場の講師が、白熱道場のプログラムでは伝えきれない講義やワークショップを展開していて、修了生も、それ以外の方も楽しんでいただける場となっています。 ※白熱道場についてはこちら 今回は「両利きの成長」。 どの現場でも起きうる、現状維持と、前に進むことのコンフリクト。 ひとつの成功のみに固執して踏襲しているだけだと、シェアはどんどんもっていかれる。 かといって無謀な冒険のみでは回復は難しい。 今の強みや今まで積み上げてきたことをきちんと形

谷村新司さんといえば思い出すこと

今、世間では、24時間テレビの「サライ」や「昴」のイメージが強いであろう谷村新司さんが、お亡くなりになりました。 私たちの世代では、中学校の時に「アリス」の曲が大ヒット。 「チャンピオン」は心に残っています。 中学生の時に、いわゆる「不良」っぽい男の子がいました。 席が隣になっても、教科書も持ってきていないので、私が無理やり席をくっつけて、教科書を見せ、文房具も持ってきていないので、全部貸して、「ノート取るのよ」と偉そうに、おせっかいを焼いていました。 彼はいつもだるそ

自分の部署にエンゲージメントすること

今週は本当に大変だった。 元々欠員になっている状況の中、病欠が一人でて、 そろそろ部署の機能が発揮できなくなってしまう、という危機感の中、 スタッフと話し合った結果、 他部署にもいろんな至らなさを許していただきながら、 病欠のスタッフが戻ってくるまでは、その仕事を私がカバーする形で とにかく踏ん張ることとなった。 本当に大変だったのだ。 事務員はパートさんだから、他の人を雇ってもいいんじゃないという話も上がったが、チームからは踏ん張るから戻ってきて欲しいと言ってくれたので、

「共感力」はいわゆる「意思決定支援」なんだ。

去る2023年9月20日「白熱道場+」として、お話ししました。 今頃また、共感力かいな、とか、そうでないとか? 「共感する」というのは、思いやる心でもあり、思いやるには他者を知らないといけません。それはとっても難しい。そして、わかっても、相手が何を望んでいるのか、を十分理解しておかないと、共感を得るのは難しい。 https://www.chie-tsukamoto.com わたくしへのコンタクトは、ホームページからどうぞ 例えば、家族と別れ残された子供がいたとします

なぜ今共感力が必要なのか。

「なぜ、今 共感力、なのか。」 20日の夜にオンラインで、 「共感力」について話をします。 これを読まれたお知り合いの方に、 ぜひ周りの方にもお声をかけてほしいのです。 とても私は危機感を持っています。 私が医療の現場で、コンフリクトマネジメントについて学んだのは、10年ぐらい前の話です。 稲葉一人先生の言葉は、とても重く、 今、割とメジャーになってしまった(あえてなってしまった、と言います)「メディエーター」の役割の本質を学べたワークショップも多数参加してきました。

サラダ記念日、という、想いの概念化

サラダ記念日。 この短歌が一世風靡した若いときも、 それなりに、 そのときめきを、幸せを、そしてその儚さを、感じ取ったことをうっすら覚えている。 ある文章を書いていて、 ふとこの短歌を思い出した。 記念日、なんてものは、 とても個人的で、 その人その人により重要度が違うものかもしれないけれど、 こうやって制限のある文字数の中で、 とてもフレッシュに、その感情を取り出して大衆に見せてくれた。 サラダ記念日 なんていう、あまり誰もが思い付かない、でも結婚や出産やそんな大

療養環境におけるマスキング効果

わたしが普段いる、地域医療連携室は1階の会計受付や、総合窓口やエレベーター乗り場、リハビリ室の入り口、など、多種多様の言葉、音、が混在する場所です。 そのうえ、待合室にはテレビがつけられている。 そこに立ってとき、かなりノイズが多いなという印象をもった。 いままで8チャンネルだったテレビは、うるさすぎた。 否、病院という空間にはふさわしくないとおもっただけだ。 「音声なし、字幕のみ」をあっさり却下されたときに、せめても、と NHKにしてもらった。 それでも、さまざまな病院

不遜な意思決定支援

ぽっくり逝きたい。 ずっと言ってた義母。 数年前、本当にぽっくりいかれた。 そろそろコードレスのアイロンを買いたいけれど、 義母に使い込まれたこのアイロンをサヨナラできない。 彼女は望み通りで幸せだったんだろうか。 家族であっても それは、 簡単にジャッジしてはいけないことだ。 彼女が幸せであったことを祈るしかないのだね。 毎日、毎日。 今までの暮らしを知らない様々な人に会う。 意思決定支援。 なんて不遜な言葉なんだろう。 そこに注意しながら、 関わりを続けて

寝落ちは気絶なのか。

週末の学会のことは、また改めて報告します。 写真は記事とは無関係な 敬愛するSKY-HIの会社、BMSGのアーキテクトという会員限定のTシャツ。 ところで、彼も3日に1回しか寝ないとか言ってたことがあったなあ。 もともと、いつからか、わたしの寝落ちっぷりは激しくなりました。 子育て中などは、夜息子を寝かせてから洗濯物をたたみながら、あきらかにたたんでいる最中の格好で、電池が切れて、洗濯物の山にあたまを埋めてねていたひとです。 それも全然自覚がない。とんでもない時間に

地域医療連携室の景色

今日もいろんな人と話をした。意図せず、飛び込みが多い連携室の仕事。 相手は「仕事で」来ていないので、心底、窮地に立たされているのですから、いろいろ配慮しながら話すのは当たり前のことですが、やっぱり俯瞰する能力を持ち合わせた寄り添い大切だなあと感じます。ケアマネジャーの時に感じたことと違うのは、病院は退院したら終わりではないということ。外来で長く長くかかわる人がどんどん増えていく。点と点を結ぶような付き合いだけれど、ケアマネさんやサービス担当者が困っている部分をそれぞれが補完す

夫婦について〜何も恩返しができなかった経験の積み重ねから考える〜

久しぶりに、夫婦のことについて書いてみたいと思います。 週末だからか、ふと考えました。 最近、私はこの人がいないと生きていけないなあ、と夫を見ていて思います。人生も終盤に入り、総決算のように色々と考えていまして、やるべきことを絞って注力しなければと思っています。 いつまでも種まきばかりではダメですものね。タネがゴミになってしまう。 人生において、素晴らしい方々との出会いは数々あり、出来損ないの凸凹の私に出会ってくださり、可愛がってくださったり、助けてくださったりする方々に