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地域医療連携室の景色

今日もいろんな人と話をした。意図せず、飛び込みが多い連携室の仕事。
相手は「仕事で」来ていないので、心底、窮地に立たされているのですから、いろいろ配慮しながら話すのは当たり前のことですが、やっぱり俯瞰する能力を持ち合わせた寄り添い大切だなあと感じます。ケアマネジャーの時に感じたことと違うのは、病院は退院したら終わりではないということ。外来で長く長くかかわる人がどんどん増えていく。点と点を結ぶような付き合いだけれど、ケアマネさんやサービス担当者が困っている部分をそれぞれが補完する。
お役に立てることがあれば、というのが基本姿勢。
押し付けないし指導もしない。相手が患者でも家族でもサービス担当者でも。
「対話」の概念と役割を深く深く理解できるようになってから、やっと支援者の入り口に立てている気がしています。
できるひとよりも、あきらめないひと。こだわる人よりも、信じて見守る人。その大切さをしみじみ感じるのです。

神経難病の人、看取り先を探しているひと、意図せず探すことになった人。
何年たっても障害受容ができない家族。

正論をかざしているだけでは、「わたしだったら」と言っているレベルでは支えきれない。そもそも支えるって何ということなのです。

帰宅の時に、よく頑張ってくれたスタッフに「おつかれさま、ありがとう」ということで精いっぱい。
明日も頑張ります。


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