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【選挙ウォッチャー】 杉並区議選2019・分析レポート。

この世で杉並区ほどカオスな自治体はございません。ゴリゴリのネトウヨである小林優美さん、ゴリゴリの中核派である洞口朋子さん、ゴリゴリのNHKから国民を守る党にしてカルト宗教の信者の佐々木千夏さん。どいつもこいつもカルトやセクトなのに、どいつもこいつもうっかり当選しているのです。いろんな人が集まる場所なので、同時にヤバい人たちも集まってしまうのかもしれませんが、イデオロギーの枠を超え、右、左、下から極んだ人たちが続々と立候補しております。地獄です。極めて地獄です。

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東京23区の区議選のレポートを続々とリリースしておりますが、他のレポートを読んでくれなくてもいいから、杉並区だけは絶対に読んでほしいと思っています。これほど魔の巣窟みたいになっているエリアを見たことがありません。ただでもめちゃくちゃヤバい奴が立候補しているのに、よりによって高円寺に杉田水脈さんがやってきて、一時、カウンターと対峙することになりました。杉田水脈さんがどれほど劣悪で、ネトウヨをこじらせた安倍晋三総理の特別扱いによって国会議員になっているのかを知っていただくためにも、杉田水脈が応援に入った候補者については無料部分でお伝えします。


■ ヘイトおばさん・杉田水脈が出没

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自民党から立候補している松浦威明さんは、母が「チャンネル桜」の創設発起人である松浦芳子さんです。日本会議首都圏地方議員懇談会副会長、はあもにい教育研究会代表、人権擁護法案に反対する全国地方議員の会会長、誇りある日本を作る会会長など、さまざまなネトウヨカルト系団体で活躍してきた重鎮のBBAで、生長の家の信者でいらっしゃるそうです。頭の先までどっぷりと漬け込まれている「真正ネトウヨ」という感じですが、2003年から2019年まで杉並区議を続けており、その地盤をこのたび息子の松浦威明さんが引き継ぐことになったというわけです。

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松浦威明さんは、その名を三島由紀夫に名付けられたことにしていますが、三島由紀夫が亡くなったのが昭和45年、松浦威明さんが生まれたのが昭和46年。どうやって名付けたのかは時空を超えたミステリーです。ネトウヨはたびたび盛ってしまうクセがありますが、こういう意味のない「盛り」を見せてしまうのは、一体、なぜなのでしょうか。

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ポスターには、母ちゃんの顔が載っているのですが、気になるのは日の丸を振っている子どもたちのイラストです。どこからどう見ても戦時中を描いた漫画にしか見えません。マジでカルトなトンデモなんですが、そんな母ちゃんを恥ずかしげもなく利用し、1票入れてもらおうという息子はどうなんでしょうか。「母ちゃんの力を頼らず、テメエだけの力で議員になれよ!」という話ですが、母ちゃんの友達の同じくらいヤバいレベルのネトウヨのジジィどもが「ご長男も立派になられて」とか言って投票するのでしょう。こんなことだから日本の政治が良くならないんだという話ですが、この松浦威明さんの応援に、あの「LGBTは生産性がない」でお馴染みの差別主義議員の杉田水脈さんがやってきたもんだから、高円寺の駅前は大変なパニックになってしまいました。

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愛と自由とサブカルの街・高円寺。他の駅前ならともかく、よりによって高円寺駅前に杉田水脈さんを呼ぶなんて、どう考えても頭がおかしいです。ネットでは既に「#会いに行ける杉田水脈」というハッシュタグがつけられ、杉田水脈さんに対してカウンターをしようという人が駅前には続々と集まり始めました。

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「NHKから国民を守る党」の立花孝志さんが、たかだか通行人から「嘘つき!」と一言ヤジられただけで、複数のカメラで追い回し、最終的に私人逮捕するほどの暴挙を見せていますが、杉田水脈さんほどになると、ただ応援に駆けつけただけで「帰れ!帰れ!」の大合唱。杉田水脈さんに対する抗議の声は非常に激しく、もちろん、ノコノコと杉田水脈なんぞを応援に呼んでいる松浦威明さんにも批判の声が飛びます。

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これも松浦威明さんや松浦芳子さんの頭の悪さだと言っていいかもしれませんが、よりによって「杉田水脈」という名の幟を掲げる始末で、抗議する人たちは「杉田水脈」という名前を隠すかのごとく、それぞれが思い思いの自作プラカードを持って抗議をしていました。あれだけの騒動になっても議員を辞めず、今日の今日まで何の反省も説明もなく、何を言い出すかと思えば「生産性がないなんて書いていない」でした。

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駅前に現れた瞬間、すぐさま抗議者たちに取り囲まれる杉田水脈さん。何度も「生産性がないとは書いていない」を繰り返していたのですが、あんなにガッツリと証拠が残っているのに、どの口で「生産性がないとは書いていない」と言っているのでしょうか。いくら「新潮45」が月刊誌で今はもう手に入らないとはいえ、確かめられないとでも思っているのでしょうか。こんなに言い逃れのできない嘘を平然と言ってしまうような人が国会議員をやっているのですから、そりゃ立花孝志さんのような人が国会議員も生まれるわけです。

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抗議者からは「どういうつもりで応援に来ているんだ!」などの怒号が飛び交っていたわけですが、そうなるのも当然で、杉田水脈さんは今日の今日まで「生産性がない」と言ったことに対して、謝罪らしい謝罪をしてこなかったのです。杉並区の中でも阿佐ヶ谷や荻窪だったら、こんなふうに囲まれることもなかったかもしれません。しかし、ここは「高円寺」です。杉田水脈さんに対して物を申したい愛と自由とサブカルの街。もともと松浦芳子さんが高円寺を地盤にしていたため、それを引き継いだ松浦威明さんもまた高円寺が拠点にしたんだと思います。ずっと高円寺に住んでいたなら、高円寺がどんな街なのかを知らないはずがないのですが、杉田水脈さんが世間からどのように思われていて、高円寺では取扱注意の人物であることに気づきもしなかったのでしょう。驚くべきは、何の配慮もなく杉田水脈さんを連れてきて、抗議者に取り囲まれるような事態になっているにもかかわらず、杉田水脈さんの応援演説を予定通りに行い、松浦威明さんの演説も予定通りに行ったことです。

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駅前がこんなに騒然とするほど抗議者で溢れているのに、ここで引き下がるのはプライドが許さないのでしょう。混乱を避けるために中止するという選択肢はなく、過去の発言に対する謝罪や説明が一切されないまま、杉田水脈さんは不敵な笑みを浮かべながら応援演説をやってのけたのです。まわりには抗議者しかおらず、さまざま怒号が飛び交っているので、もはや応援演説をやったところで誰の耳にも届かないレベルに達しているのに、杉田水脈さんはまるで抗議している人が目に入っていないかのように演説をしました。これがネトウヨには「強い杉田水脈先生」ということになって、無駄にカリスマ性を高めているのかもしれませんが、これはこれで杉田水脈さんの劣悪な人間性を示していると思います。

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これはやがて「ネトウヨの処方箋」という本の中で書いていこうと思っていますが、ネトウヨはこうした写真を見て「抗議している人たちのマナーが悪い」とか言ってしまうのです。しかし、杉田水脈さんがかなり特殊ではあるものの、実際には立憲民主党や共産党にも旭日旗のアップリケをつけた服を着た痛々しい兄ちゃんが現れて、周辺で暴れ倒すようなことも起こっています。世の中、いろんな考えの人がいるので、これは自民党だけに起こっていることではありません。

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だいたい、どんな神経をしていればそうなるのか分かりませんが、「LGBTは生産性がない」という論文を書き、騒動が酷くなったら雲隠れし、ほとぼりが冷めた頃に何の反省もなく現れ、あげくの果てには「そんなこと書いてない」と言い切るのです。言った言わなかったの水掛け論ではなく、文書で証拠が残っているものを平然となかったことにしているのですから、こんなにタチの悪い話はありません。それでいて、この笑顔なのです。人々の怒りをさらに煽っていることは言うまでもありません。

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最近は「NHKから国民を守る党」のカルトぶりを伝えることに忙しく、N国信者からは「ただN国党を批判したいだけのオジサン」だと言われていますが、そういうわけではありません。政治家として相応しくない人間は次々と可視化し、なるべく多くの方に知っていただく努力をしています。昔の日本ならとっくにクビになっていておかしくないレベルの議員たちが、まったく辞める様子がない。それどころか、丸山穂高さんのような北方領土をロシアに差し出してしまう致命的な事件を起こしているような人間が、日本維新の会をクビになっても「NHKから国民を守る党」に拾われ、ノコノコと議員を続け、Twitterで一般人にカラみまくっているのです。この国の政治のレベルがどんどん低下しているのですが、それはこの国で暮らしている人たちの民度もまたどんどん下がっているからだと思います。

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この国の人々は、こういった写真を見た時に、批判されるようなことをした杉田水脈さんも杉田水脈さんだけど、こんなふうに抗議する人たちも抗議する人たちだと言って、この問題を喧嘩両成敗的に考え、「どっちも悪い」の一言で片付けてしまいます。しかし、特定の人たちを指して「生産性がない」と決めつけ、挙げ句、そういう人に税金を投入するのは「無駄だ」とまで言い切っているのです。それは当事者やそのまわりの人たちが怒るのは当然であり、世の中には悪いことをしている政治家はいっぱいいますし、それはそれで問題なのですが、こんなふうな激しい抗議に結びつくことは滅多にありません。つまり、さまざまなクソ政治に対し、すべてにこんな抗議が起こっているのではなく、この問題だけにこのような抗議が起こっているのです。まるで陰謀論のように「杉田水脈が愛国で素晴らしいので脅威に感じている証拠だ」と言ってしまうネトウヨもいるのですが、そんなことはありません。何のポストに就いているわけでもなく、ただネトウヨをこじらせているだけの議員なんぞに脅威はなく、その劣悪な人間性で国会議員をやっていることに対し、シンプルに抗議が起こっているのです。

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しかも、普通は抗議を受けたら「人々がこんなに怒るくらいの失言をしてしまった」と反省するのが普通だと思いますが、杉田水脈さんは抗議している人たちに対して、こんな挑発的な笑顔を見せるのです。こんな感性の人が国会議員をやっていて、この国の重要なことを決め、さらに日本と韓国をはじめ、諸外国との関係を悪化させているのです。

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そりゃ諸外国との関係がどんどん悪化するのは当然です。だって、こんな劣悪な人間が国会議員をやっていて許される先進国を自称する国は、日本ぐらいしかありません。国民に「オマエは生産性がないから税金を投入する必要がない」と言ってしまう議員が、抗議する人たちに満面の笑みで挑発する国は、日本くらいしかないのです。

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僕たちは日本が素晴らしい国だと教わってきました。そして、僕はそうあってほしいと思っています。テレビをつければ、外国人が日本の素晴らしさを紹介してくれるような番組で溢れ、なんとなく日本は世界に誇るべき国なのではないかと思えてくるものですが、実際はそういうわけではありません。東京五輪では大腸菌だらけのウンコ臭い海でアスリートを泳がせ、一般人の自宅の住所をネットで募集して突撃宣言をするような議員が存在し、杉田水脈さんという国会議員に至ってはLGBTに「生産性がない」と言い放ち、「税金を回すべきではない」とまで言う始末です。税金を回さない理由が「生産性がない」なのです。

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「抗議をする方もおかしい」と言ってしまうような人にこそ知っていただきたい。税金を投じるか投じないかの判断を生産性があるかないかで判断するようになると、すべての人が幸せに生きることができなくなります。杉田水脈さんの理屈で言えば、同性同士のカップルは子どもを産めないから「生産性がない」わけで、子どもが産めないだけで「生産性がない」と言われてしまうと、例えば、何らかの病気で子どもが産めない人、あるいは、独身のまま年を取った人も「生産性がない」ということになってしまいます。百歩譲って「生産性がない」ということにしましょう。杉田水脈さんは国会議員という立場にありながら、そういう人たちに回す税金は「無駄である」と言っているのです。生産性がないのであれば、税金を回す必要がない。この人たちも税金を納めているはずですが、納めるだけ納めて、この人たちに還元する必要はないというのです。怒る人たちの気持ちを少しは理解できたでしょうか。

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「でも、こんなふうに抗議する必要はないじゃないか!」という人もいるかもしれません。杉田水脈さんがLGBTに対して「生産性がない」と言った時、世田谷区議の上川あやさん、現・参議院議員の石川大我さんなどが自民党に対して抗議文を提出しているのです。ところが、自民党や杉田水脈からの誠意ある対応は一切なく、今日の今日まで謝罪の一つもありません。正式な手続きを踏んでも無視される状況になれば、こんなふうに抗議する人たちが出てくることは不思議ではありません。正式な抗議の手続きが無視されているのですから、人々が「抗議しているんだ」ということを本人に見せる必要があると考えます。

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と言っても、目の前で人々が怒っているのに、肝心の杉田水脈は満面の笑みです。何が面白くて笑顔になれるのか分かりませんが、こいつの神経は完全に腐っていると言っても過言ではありません。どこぞの頭のおかしい一般人なら近づかなければいいだけですが、彼女は国会議員なのです。しかも、最近ではSNSでNHKから国民を守る党のように、一般の個人を名指しで攻撃するようになりました。一般人の住所まで公開する始末で、立花孝志のやり方が質の悪い議員に伝染してしまっています。批判されたらネットで攻撃し、まわりの信者たちと一緒に嫌がらせをする。こんな劣悪な人間性をした女性なので、支持している人たちの程度も知れるという話です。

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これがそこらへんにいる一般人のババァだったら、Twitterをブロックして終わるところなのですが、彼女は国会議員なのです。杉田水脈さんが応援に駆けつける際の交通費もまたすべて税金です。花粉症の薬が自己負担になってしまうくらいに「お金がない」と言われている時に、オスプレイやイージス・アショアには兆円単位のお金を使っている日本。どうしてこんなことになってしまっているのかと言ったら、僕たちが杉田水脈さんのような人を議員に選んでいるからで、杉田水脈さんの給料から交通費まですべてが税金です。そんな人に「あなたは生産性がないから税金を回さない」と言われているのですから、どれくらいヤバいことなのかに気付いた方がいいです。

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しかも、どうして杉田水脈さんが松浦威明さんの応援に駆けつけたのかって、松浦威明さんの母である松浦芳子さんがゴリゴリのネトウヨで、その偏った思想で杉田水脈さんと松浦芳子さんが思いっきりつながっているからです。今回、松浦威明さんは母ちゃんの地盤をそのまま引き継ぎ、杉並区議になって税金をもらい、ぬくぬくと暮らしていこうという作戦です。だいたい、いい歳こいたオッサンが母ちゃんに言われるままに議員になっている時点で、だいぶダサいのに、そんな奴を恥ずかしげもなく応援できる神経がよくわかりません。杉田水脈さんに説明を求めたり、抗議をする人たちが30人ぐらい囲んでいるのに、その中でこんな笑顔で手を触れる神経をしているので、わからないのは当然かもしれませんが。

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安倍晋三総理は、米韓FTAの反省もなく、「日米FTA」という最悪の合意をしたあげく、アメリカのトランプ大統領と交渉し、米中の貿易摩擦の影響で中国が買ってくれなくなってしまった飼料用の遺伝子組み換えトウモロコシをすべてお買い上げすることを決めました。さらに、農作物や食肉分野(約7000億円以上の市場)をアメリカ様に開放することを約束し、自動車の関税撤廃は見送りとなりました。日本には何一つメリットがないばかりか、日本の畜産業を壊滅させるような交渉結果になっているのに、日本の人たちは政治にまったく興味がないので、これがどれだけ酷い交渉だったのかを知りません。そして、そんな安倍晋三総理に寵愛されて、自民党内での調整もなく中国ブロックの比例名簿1位で国会議員になっているのが杉田水脈さんが、こんなに堂々と大きな顔で応援演説ができるのです。

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「生産性がない」という発言について、いまだ反省も説明もしない杉田水脈に、カウンターの人たちは「説明してくれ」と迫っているわけですが、すぐさま松浦威明さんの陣営が通報をしたため、杉田水脈は警察に守られながら応援演説をすることになりました。

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こうなってしまった原因を作ったのは、他でもない松浦威明です。杉田水脈を呼んだのは母ちゃんかもしれませんが、候補者は他ならぬ松浦威明なのです。カウンターの人たちからは「なんで杉田水脈なんかに応援を頼んでるんだ!」と言われていたのですが、しょせん、母ちゃんの地盤を引き継いで適当に政治家をするだけのネトウヨオジサンなので、まともに返すこともできず、まごまごするばかり。いい歳こいて場を収めることもできやしないのですから、政治家なんかやめちまった方がいいです。

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結局、これだけ抗議があったにもかかわらず、杉田水脈の応援演説は予定通りに行われ、カウンターを挑発するかのような笑顔で長々と話をしていました。こんなに駅前を混乱させておきながら、よくもこんな笑顔で話せるものですが、明らかにカウンターの人たちを挑発していました。この程度のカウンターでは主張を一切曲げるつもりもないし、引き下がるつもりもないということでしょう。要するに、プライドが人一倍高いということです。駅前の混乱よりプライドを優先させるということもよく分かりましたが、杉田水脈といい、立花孝志といい、こんな奴ばっかりが国会議員になっているわけですから、そりゃ日本が衰退していくのは当然だと言えるでしょう。

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抗議の声が大きくなれば大きくなるほど楽しくなっている様子の杉田水脈さん。結局、警察に守られ、完全に安全が担保されるようになったので、檻で吠える猛獣を楽しんでいる気分なのでしょう。自分の不適切な発言でたくさんの人を不快にして申し訳ないという気持ちは一切なく、不快になって怒っている人たちをさらに怒らせて喜ぶ残虐性を持った人が国会議員をやっていて、その隣で極右カルトのババァと息子が「ずいぶんと騒がしいね」ぐらいのテンションで見ているのです。

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悲しいことに、杉田水脈さんの問題というのは、今となっては世の中に星の数ほどあるニュースの片隅に追いやられています。北朝鮮がミサイルを撃ち、安倍晋三が外国で勝手な約束をして、地球温暖化に伴う異常気象があり、消費税では飽き足らず、死亡消費税まで取ろうという世の中で、杉田水脈さんのニュースなんて端っこになってしまうのです。僕が担当している「NHKから国民を守る党」のニュースだって端っこです。しかし、これをなるべく端っこにしないためには、杉田水脈さんの動向をチェックして情報を発信し続けなければならないのです。僕がNHKから国民を守る党にやっているように、LGBTの当事者たちでもいいから、常に発信を続けて、あるブレイクのタイミングまで待ち続けることです。

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申し訳ないけれど、僕にできることには限界があって、杉田水脈さんの件には憤りを感じるし、この顔を見るだけでぶん殴りたい気持ちになりますが、僕は「選挙ウォッチャー」なので、NHKから国民を守る党のことさえ手が行き届かないのに、杉田水脈さんのことまで手を広げる余裕はありません。でも、杉田水脈さんに対して本気で怒っている人たちはいるはずなのです。だから、杉田水脈さんが表れると聞けば写真を撮りに行き、その時の発言や様子を丁寧に伝えていくことも大切だと思います。どなたか、やっていただける方はいないでしょうか。

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駅前を混乱に陥れた杉田水脈は車で悠々と帰って行ったのですが、松浦威明さんには抗議者たちから「なんで呼んだんだ!」と厳しく追及する声が上がりました。やはり松浦威明さんはまごまごするばかりで、「それは杉田水脈さんに聞いてくれ」ということを繰り返していたんですが、「なんで呼んだのかをオマエに聞いてるんだよ!」とツッコまれてしまい、答えに詰まっていました。このただならぬ状況に唯一、人間として普通のリアクションをしたの松浦威明さんの妻で、一人だけ抗議者たちに向かって何度も何度も頭を下げていました。と、こうなると「奥さんは頭を下げなくていい!」「奥さんに頭を下げさせてんじゃねぇよ!」という怒号が飛び、そんな抗議者たちにムカついたのでしょうか、松浦威明さんが時に反抗的な態度を見せるようになり、ますます現場は混乱することになったのでした。そして、これに助け船をするつもりで入ったのが、母の松浦芳子さんです。

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「母ちゃんに説明させてんじゃねぇよ!」「候補者なんだからオマエが答えろよ!」とツッコまれていましたが、息子も息子だけど、ババァもババァなもので、言うことは一つで「これは選挙妨害だ」です。しかし、抗議者たちは「杉田水脈を応援に連れてきたことを説明しろって言ってるんだよ!」と言い、この混乱の原因はあくまで杉田水脈さんにあり、杉田水脈さんさえ応援に来なければ、こんなことにはなっていないと説明していました。実際、松浦威明さんは何度も高円寺駅前で活動していましたが、杉田水脈さんが来たタイミング以外は特に目立った混乱や妨害はなかったと認識しています。ヤジの一つで私人逮捕までしてしまうアホもいるのですが、この騒動において、選挙妨害による逮捕者は出ていません。

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それにしても、どうしてこんな極右カルトの議員が誕生してしまったのか。その理由は「頭がおかしい」という理由で、これまでまともな批判をちゃんとしてこなかったからではないかと思っています。松浦芳子さんはネトウヨの次元を通り越して、極右カルトの議員です。実際、さまざまな宗教のニオイもしてきます。こうなってくると「頭のおかしい人はスルー」という意識が働き、何をしても「頭がおかしいから」で片付けられてしまうようになるのですが、そうすると無批判でやりたい放題にやるようになり、勢力が拡大してしまうというわけです。だから、ダメなものにはダメだと批判していくことが大切であり、いくらカルト性を帯びた頭のおかしい人だからと言って、放置するようなことは絶対にしてはいけないということです。

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実際、抗議する人たちに「お帰りください」と言うだけで、まともに説明するつもりはゼロなのです。松浦威明さんがうっかり口を滑らせて「杉田水脈さんを呼んだことを後悔している」と発言してしまったのですが、「後悔するぐらいなら呼ぶんじゃねぇ!」と言われ、まごまごするばかり。母は極右カルトなので、生産性については何も語らず。支援者たちもどうしたらいいのか分からず、オッサンが一人、「お帰りください」と吠えるぐらいで、あとは「困ったことになりましたねぇ」と傍観するのみ。説明一つもまともにできないのですから、こんな奴に街を任せられるのかと思いますが、松浦威明さんは母ちゃんの地盤をそのまま引き継ぎ、当選を果たしています。当選してしまうのです。

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最後に、松浦威明さんがスピーチをすることになったのですが、松浦芳子さんはiPadで抗議者たちを撮影する始末。これもまた「オマエらに有権者を撮影する権利はないだろ!」という話なのですが、おそらく立花孝志さんと同じように「選挙妨害だ」というつもりで撮影しているのでしょう。そもそも候補者というのは選挙で選んでもらう立場の人間なのに、その候補者が市民や区民を弾圧しようという姿勢で臨んでいることが既におかしいのです。

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政治家になろうという人間が、あるいは、これまで政治家をしてきたような人間が、どいつもこいつも「どうしてこうなっているのか」という原因を考えることもなく、一方的に権利だけを主張する世の中です。なぜ市民の声を聞けないような奴が、自分の権利ばかりを一丁前に主張して、市民の声を弾圧しようとするのでしょうか。そもそも民主主義国家において、そのスタンスが間違っていることに気付いていないのですから、こんな奴が議員になってはいけないのです。そして、有権者も有権者でボーッと生きているため、こういう奴が立候補していることに気づきもしないのです。もう少し魑魅魍魎のカルト集団に政治が蝕まれていることを知った方がいいでしょう。

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抗議者たちから「母ちゃんに頼るな!」とか「オマエ、いい歳こいてマザコンかよ!」とか「どうして杉田水脈を呼んできたのか説明しろよ!」とか、いろんな声が飛び交っていたんですけど、松浦威明さんは「杉田水脈に聞いてくれ」の一点張り。「オマエが呼んだんだろ?」とツッコまれますが、「知らない」というスタンスだったので、余計に現場が荒れました。息子は何もできない、ババァは撮影してる、スタッフは他人事という地獄絵図だったのですが、唯一、良心を持っていたのが「妻です」と書かれたタスキをかけた女性でした。

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マイクを握り、抗議者たちに泣きながら謝罪を繰り返す妻。今度は「奥さんは関係ない!」「なんで奥さんに謝らせてんだよ、テメエが謝れや!」「泣かせてんじゃねぇぞ!」という声が飛び交いました。そう、この案件に関しては、奥さんは1ミリも悪くない。悪いのは何一つ説明責任を果たさない杉田水脈さんを軽々しく高円寺に連れてきて、とっとと帰らせればいいのに予定通りに断行し、抗議者たちに嫌がらせをしている松浦威明さんと母の芳子さんなのです。ついでに、警察に守られた瞬間からバカにするように笑っていたクソメンタルの杉田水脈も人間性は最悪です。このパートだけで1万文字ぐらいになってしまいましたが、やはり杉田水脈さんなんていう人間を議員にしてはいけないのです。杉田水脈さんは衆議院議員なので、また中国ブロックの名簿1位になってしまうかもしれませんが、だとしたら自民党に投票してはいけません。

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この陣営の中で唯一の良心である奥さんが、抗議者たちに謝罪していたのですが、それを見ている松浦威明さんの他人事な感じが最悪で、どうして奥さんはこんな奴と結婚しちゃったんだろうと思わずにはいられませんでした。世の中はポンコツ野郎だらけなので、ちゃんとした人と結婚しようと思ったら、選挙以外に厳しく選定しないといけないんだなと思いました。


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