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また君と出会う未来のために

読んだ本の記録を綴ります。

本の中にはたくさんの素敵な言葉で溢れていて

読んでいて、心がとっても幸せになるのです。

題名•著者

『また君と出会う未来のために』

著;阿部 暁子

あらすじ

 仙台の大学に通う爽太には秘密があった。

9歳の頃に海で溺れ、遠い未来2070年の世界へと時を超えて迷い込んだことがあるのだ。

現代に戻ったあたも、未来で助けてくれた女性を忘れられずにいたが、アルバイトがきっかけで知り合った八宮和希という青年に「おれは過去から来た人に会ったことがある」と告げられて…。

出会いと願いを描いた感動作。

感想

この本の主人公たちは、時空を超えて大切な人との別れを経験する。

出会わなければその方がいい。

そういう選択をすることもできる。

でも、出会えたからこそ

大切にすべきことに、忘れてはいけないことに、沢山の愛情に気づくことができる。

今、自分の周りにいる人たちを、

今、自分が生きている時間を大切にしたいと思える物語でした。




誰もが自分を受け入れて、肯定してくれる人を愛するだろう。

その人のために時間を超えられるか、命をかけられるか…。

登場人物のことばや行動に大きな力を感じるそんな素敵な物語です。


「出会わないことが正解だなんて、

そんなの絶対に嫌だ。」


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