妻と一緒に考える「生命保険の話」
「忙しくて本を読む時間がないよ!」というあなたの為に、生命保険会社が知られたくない本当の話という興味のそそられる著書「いらない保険」(著者:後田 享・永田 宏)の要点をまとめました。
私自身、結婚を期に保険の見直しを行い、加入していた保険を1枚のシートにまとめて整理を行いました。
もっと早くこの本に出会っていれば…
二人とも親や親戚に勧められて加入した保険
疑いもしませんでした…
しかし、
私たちが加入していたのは「いらない保険」でした。
この保険の見直しを期にお金や健康について夫婦で考えるいい機会になりました。
この記事が、保険の見直しを考えている人やこれから加入する人にとって少しでも参考になれば幸いです!
Question:保険って何のために入るの?
私:保険料高いからいっそのことやめようかな。
妻:何かあったときのために入ってた方が安心だよ!
私:そう思って入ってるけど、そもそも「何か」って何だろうね?
妻:急な入院とか、大きな手術とかかぁ…
私:(保険まとめシートを見ながら)これさ見るとさ、例えば俺が今すぐ死亡したら1500万円の保険金が入ることになるよ!?
妻:やったね!!!!
私:なんでだよ!!!!
妻:1,500万円って何に使うんだろう。
私:死んでラッキーな保険ってなんか変だよね?
妻:うん。これだと必要以上に加入してる気がする…
私:何かあったときのための保険だったら、必要最低限になるように設計し直さなきゃね!
Answer:必要となる費用に予め備えるため。
ここで私たちは、何かあった時のための「何か」を徹底的に調べました。
調べる際のポイントは3つです。
1.もし自分が○○の状態になったら。
「何か」の洗い出し作業
2.それにかかる確率はどの程度か。
確率と保険料の計算の作業
3.○○の状態になった場合の社会保障制度はあるか。
補償の重複確認作業
これらをまとめた結果ほとんどの保険が必要ないことに気づきました。
例えば、3大生活習慣病とされる心筋梗塞で入院し、総額80万円の医療費がかかったとします。
このときあなたが負担すべき医療費はいくらになるでしょうか?
正解は、9万円弱です。※限度額は所得によって異なります。
これは健康保険に組み込まれている第2のセーフティーネット
「高額療養費制度」によるものです。
※第1のセーフティーネットは言うまでもなく、本人負担が医療費の3割以内(70〜74歳は原則2割、75歳以上は1割)で済むということです。
こうした健康保険が充実している日本では、「どんな病気でも、社会復帰や家庭復帰までの医療費は50万円で済む」と多くの医師が言ってるそうです。
また、入院中に働けなくなった場合に収入を維持できるかどうかについては、まず自身が加入している健康保険の「傷病手当」を調べましょう。
一定の条件を満たせば、最長18ヶ月にわたって、それまでの標準報酬月額の3分の2に相当するお金がもらえる制度です。
さらに、有給休暇も活用できます。
有給休暇を使い切ってから、さらに1年半の間3分の2の報酬額で過ごすことができるのです。
こうなると社会復帰するためには十分な時間と言えますね。
この本では他にも、
・がん保険の「ストーリー」にだまされるな
・介護保険に勝る現実的方策
・貯蓄・運用目的の保険はいらない など
ほとんどの保険が不要であることが語られていました。
最初は保険をやめることに保守的だった妻も私も自身も、勉強すればするほど、加入している保険のほとんどが不要だったことに気づくことができました。
では、徹底的に保険を見直した、私たちが加入した保険とは?
見直し前:医療保険/米国ドル建て終身保険/高度障害療養加算型家族収入保険/米国ドル建リタイアメント・インカム/死亡保険/がん保険
月々の保険料合計:4万円弱
見直し後:死亡・高度障害保険(60歳満了掛捨て:保険金500万円)のみ
月々の保険料合計:1,500円弱
※団体の共済保険と比較し、より安かったネット保険に加入しました。
どちらかが死亡した場合にかかる、葬儀費用の平均200万円+α程度の保険金のみにしました。
この保険の見直しから私たち夫婦は、保険にお金を使って「何か」に備えるのではなく、3大生活習慣予防のために食事や運動を適切に管理すること、健康診断など定期的なメディカルチェックを行うことを決めました。
★ さ い ご に ★
保険会社の人たちは私たちを不安にさせ安心を買わせるプロです。
そのプロを目の前にすると保険に詳しくない私たちは加入せずには、いられないでしょう…
これまで入っていた保険をやめるのはかなりの労力が必要です。
私の場合は、途中解約による違約金が発生しました。
授業料だ!と言い聞かせすぐにやめましたが、今では20代のうちに気づくことができて良かったと思っています。
私たちは前述した3つのポイントから自分自身で保険の見直しを行い、この本で語れていることを導き出しましたが、そんな面倒なことはせずにこの本を読んだ方が早いです!笑
これから見直しを考えている人、保険に入る人は是非この本を読んでみてください!
とても安い授業料で済みますよ!笑
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