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消防士時代の話

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高校卒業後7年間消防に勤め、そこでみた景色や思ったことを書いてます。これを読んで少しでも役に立てたり同じような被害が減ってくれればなと思います。
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#消防

【焼肉が嫌い】消防士時代の話

【焼肉が嫌い】消防士時代の話

秋の夕暮れ

段々と赤くなる空に対抗して

目の前では家が真っ赤に燃え上がっている

消防を退職する決意をし
次の企業に合格をした次の日

あと数日しかない勤務だなぁ、、、
いつ職場には辞めること言おうかな、、、

なんてことを思いながら心ここに在らずで
いつも通りの業務を行なっていた

雪が積もる前に市内の消火栓が正常に
作動されるかどうかの点検を実施する

その日は1日中その点検だった

大き

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【海はそんなに好きじゃない】消防士時代の話

【海はそんなに好きじゃない】消防士時代の話

楽しくBBQしてたであろう
椅子やクーラーボックス

その景色に合わない消防の集団
本当なら救助服姿でなんて海に行きたくない
なぜいるのか…

それは若者が海に流され行方不明になったから

あれは北海道の5月末にしては季節外れの猛暑の日
かんかん照りの空でBBQ日和な日だった。

「水難救助鳴らないと良いですね…」
なんて先輩と話していた矢先
神経を逆なでするような指令音が鳴り響いた。

"水難救

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【小児の心停止現場】消防士時代の話

【小児の心停止現場】消防士時代の話

消防士2年目の6月。

時々救急車に乗るようにもなった。
僕が救急車に乗るときは基本的に心停止が予測される事案のみ。

いわゆる心臓マッサージ係だ。

何件も出動し、何人も心臓マッサージをしていたが、ほとんどが高齢者だった。

免許取得の時に心肺蘇生法は習うかと思うが、
「おおむね5㎝沈むほど強く圧迫しましょう。」
と教えられたと思う。

そう簡単ではないのだこれが。

思ってるより強く押さないと

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【聞こえないフリをした過去】消防士時代の話

【聞こえないフリをした過去】消防士時代の話

「僕これからどう生きていけばいいですか。」

中学2年生の男の子の口から出た言葉。

それに対して20歳の千葉は何も言えなかった。

20歳の初夏。
小児の心停止現場を経験し、落ち込んでいようが
日々の出動は待ってくれない。

初夏の心地よい暖かさ
訓練をしているとじんわりと
汗ばんでくる季節。

13時から15時までの定期訓練を終え
「だいぶ汗かく季節になってきたな!」
なんて先輩と話しながらT

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