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『トラブルも旅行の良いスパイス』か?

本当か???トラブルなんかない方が良くないか???都合のいい言説を利用してトラブルを正当化していないか?マレーシア料理に壊された胃腸が痛む今、心からそう思う。

大学の友人とのマレーシア旅行、昨日現地に到着し、もうすでに『デビッドカードの紛失→発見』『一生タクシーが捕まらず夜のクアラルンプールを1.1km徒歩』『東南アジア特有の香辛料耐性がなく胃腸終了』この3つを経験した。いわゆるトラブル。

これで旅行がより楽しいものになっているか??答えは間違いなくNoだ。首がもげるくらい首を振りたい。が、どうやら首と腹の筋肉は繋がってるらしく首を動かすと胃が痛むのであいにく振れない。

『トラブルも旅のスパイスだよねえ』なんて呑気に言っている彼らは、よほど旅に慣れすぎていてトラブルをものともしない強靭なメンタルを持っている猛者か、帰宅後時間が経ちすぎていてトラブルの辛さを忘れているか、どうしようもないバカか、3択である。口が悪いのは許してほしい、腹痛は人を攻撃的にさせる。

2日で3つのトラブル。帰国は20日の早朝。残された3日ちょっとが不安でならない。これ以上のスパイスが降り掛からないことを祈るのみ。

いつかトラブルも旅のスパイスだと楽しめる日が来るのだろうか。いや、僕の腹痛は香辛料のせい、つまり僕はスパイスが嫌いだ。食べられない。

たとえ『旅行は旅のスパイス』だとしても、そもそもスパイスがいらない。躍起になって香辛料を探していたあの頃のヨーロッパ人たちは何がしたかったのだろう。

スパイスを求めてトラブルだらけの旅に挑むなんて。

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